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押し送りと戦友とお風呂と清志郎

 本当に僕らは大丈夫。何もいらないと言っているのに、両親から食料などがぎゅうぎゅうに入った箱が届く。押し売りならぬ押し送り。本当に親というものは。ありがたい。

 電話して「ビールが入っていないじゃないか!」と(礼を)言う。
 ガソリンが入って少し動けるようになったので夕方、ベコ飼いのお友達の家に顔を見に行く。友だちの無事な顔を見るだけでなんでこんなに元気がでるんだろう。きっと僕らは友だちという関係に加え、同じ恐い思いをし、大変な思いをし、これから頑張っていかなければいけない「戦友」のような関係にもなったからなんだろうと思う。知らない人に対してさえ、3.11の地震を経験した人たちになんとなくそんな思いを感じている。(もちろん復興のためにわざわざ他県から来て活動していただいている多くの方々にも)
 大地震から11日目。古くなった飲料水や近所のおばあさん家の井戸の水をいただいたり、石屋さんのところでもらった水などこつこつ貯めてきてとうとうお湯を沸かせるラインを超えた。11日振りに風呂った。幸せ。
 タニシさんのブログで。清志郎って本当にかっこいい(としか言えない自分がイヤだけど好きすぎてうまく言葉を見つけられない)。(ロックや忌野清志郎に興味がない人も福島原発のことを考えているなら一度再生してみて)

たまき:

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  • 福島第一原発の事故の第一報以来、この曲が入った『COVERS』というアルバムが、1曲目からずーっと僕の頭の中でループしています。アルバム発売当時、多感な中学生(?)で、さんざん聴きこんだからだと思います。大人になった今改めて聴くと、自分の原発への無関心さと相まって、ざくっと刺さります。ウチの子供たち、牛乳も魚も大好きなんですよね・・・

  • タニシさんのアンテナは多感な中学生の頃はすでに素晴らしい感度だったんだなぁ。無反応、無理解じゃなくてこれに反応してる時点ですごい。

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