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    Categories: 自然

なんて美しい日々

 今日も美しい日だった。冬の寒くちぢこまるような生活、田んぼには水が無く土くれだけ。早く暖かい春が来ないかと待ち焦がれる、その気持が春のこの世界をより美しく感じさせていると思っていたけど違うね。春を迎えたこの世界は本当に美しい。
 twitterfacebookでフォローしてくれている方は、毎日ただ美しいというテキストを連発しててうざくてごめんなさい。でも本当に、前を見ても、後ろを見ても、右を見ても、左を見ても、上を見ても、下を見ても、ただただ、うっとりする世界が広がっているんだよ。今の季節は本当に美しくて叫ぶのを我慢出来ない。
 この素晴らしい自然と直接的に繋がることを難しくした放射能のベール。自然と人の関係をこんなに歪めた装置を作ってしまったのは大きな間違い。間違ったのに推進する人間は狂っている。

 春の陽気に誘われた若いトカゲ。すぐ物陰に逃げて写真なんかなかなか撮らせてくれないのが普通なのに、こいつは好奇心が旺盛だった。仕事している僕のまわりをずっとちょろちょろしていた。それなら撮らせてもらおうとコンデジを構えたらこんなに近寄ったのに撮らせてくれた。ありがとう。目がやんちゃだ。
 仕事場で携帯で撮った雲。ふと手を止めて見上げるたびに一日中いろんな雲の形を見せてくれた。見上げるたびに全然違う雲の形。もっこりしていたり、ふわふわしていたり、かすみのようだったり、かたまりだったり。濃い青から白まで用意した空とのコントラスト。


 仕事場から帰るいつもの道。山の裏に落ちた日が空を赤く染めて水の入った田んぼがそれを反射していた。あんまり美しくて我慢できずに行き交う車は多かったけど路肩に止めてコンデジで撮った6時50分の夕焼け。この色はわずか10秒くらいで消えてしまった。
 今の季節、東北はただでさえ美しいのに田んぼに水が入ってその美しい世界を反射している。美しさが倍になっている。
   うっとり。

たまき:
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