良く高尾山に登りに行っている父親はこの時期「シモバシラ」を見に行っているらしい。元日の朝も見に行くというので昨晩は酒を控えめにして早起きして一緒に連れて行ってもらう。
子供の頃、1度か2度来ているらしいけれど僕には高尾山に登った記憶は無い。中学の頃までは良く山登りに連れて行かれたものだ。四国の剣山で見た雲海や北アルプスの剣岳の形は今も鮮明に覚えている。でもこうやって一緒に山を登る、というか父親とふたりだけで同じ時間を過ごすなんて何十年ぶりだろう。
初詣なのでケーブルカーも動いているようだけど本当の地元の人しか知らない真っ暗な山道を懐中電灯もなしに6時に登り始める。
もうピークが過ぎているから見られないかもしれないよ、といわれていたが頂上近くの斜面に霜柱がいくつも見られた。植物の茎から氷の結晶が伸びて飴細工のように様々な形を作るなかなか見られない美しいものだ。(クリックで拡大)
(シモバシラ:林の中などに生える多年草。 茎は四角形で堅く、直立して60センチ、幅5センチほどの広さで、先が長く鋭くとがり、へりには鋭いノコギリ歯がついている。/高尾山公式ホームページより)
小1時間の登山だった。ひとしきりシモバシラの写真を撮って山頂へ。
そこには山頂にあるまじき光景が広がっていた!ミシュランのガイドブックで星を獲得してからというもの観光客が増加。それに加えて初詣や初日の出を見に普段山に登らない人もケーブルカーで大挙して押しかけてきてまるで都心のスクランブル交差点だ。それだけなら良いんだけど足下には目を疑うばかりの大量のゴミ。新年早々ゴミ出しまくって初詣して意味があるのかなぁ、と悲しくなるほどの光景だった。そういえば花火大会やイベントが終わった後は人がいた辺りにごっそりゴミが残されていると聞く。日本人て昔からそうだったか?
天気が良く富士山もよく見えた。久しぶりだ。
そして初日の出。高尾山薬王院までの道が混雑していたので薬王院には行かず太陽(の神様)に今年1年の飛躍をお願いした。
初詣
歩調を合わせて
父と行く
8時過ぎに家に帰りおせち料理を家族4人で囲む。
日本酒「多摩自慢」を飲むのも実家でのお正月の楽しみ。普段はワインを少し飲むくらいのカミさんまで何杯もおかわり。
新春に
親子で笑う
多摩自慢
愛犬「小春」も実家はもう安心して居られるところ。
面川さんの杵つき餅のお雑煮。
そこへ妹家族4人が合流。毎年恒例、今年1年に向けた思いをみんなで書き初め。
近くの神社へ酔いをさましがてらお参りに。
ちょっと日本酒を飲み過ぎた。
みなさまにとっても、良い年でありますように。
昨日の魚がまだまだ残っている。母親がきれいに下ごしらえして切り目を入れ、
揚げていた。
8人で手巻き寿司。飲んで食べて話して夜が更けてゆく。。。