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    Categories: Art

村上隆 五百羅漢図展

森美術館で「村上隆 五百羅漢図展」を見た。

日本では賛否両論、嫌いと言ってあからさまに無視する人も少なく無いけど、今の時代に美術に関わるなら、見ておかないと、と個人的には思って、2001年の大規模個展「召喚するかドアを開けるか回復するか全滅するか」も見ている




著作や発言もフォローしてる。


研究資料やスケッチ、作品の下図や指示書など制作に使用された膨大な資料の一部も展示されている。

赤裸々なやりとりも。


フィギュア付きの前売り券を買っていた。

でもらえたのは、白虎だった。

それが、なぜか、赤い。

カタログは今回の展示風景の写真も入れて、後日作成されるとのことで会場では売ってなかった。

僕はコンセプトより「もの」に執着するので、前回、2001年の大規模個展の際は日本画的な素材感やアクリルの融合、デジタルの融合も「もの」としても面白かったけれで、今回の平面作品は、出来上がった作品があまりにも、プラスチックで「もの」としての魅力はあまり感じられませんでした。金色の彫刻はそのプラスチックな感じが逆に良かった。

生きる事の意味さえ問われる大震災の後、無力感に襲われた多くの芸術家の中で、村上隆が過去と現在と未来を繋ぐ美術の歴史の中で今現在作れる可能な限界を、今に生きる美術を学ぶ若者200人以上をスカウトして共同で作り上げた事は、素晴らしいと思う。

※このエントリーの写真は盗撮ではありません。

写真撮影に関してのご案内
「村上隆の五百羅漢図展」では、非営利かつ私的使用の目的でのみ撮影が可能です。動画は、携帯およびスマートフォンでのみ撮影できます。

→公式サイト

たまき:
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