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    Categories: 創る

これまでで最小の形の磨き

先日、帯留めにするために作ったこの伊達冠石はお客さまのイメージと違っていたようで、別な形のものを作り直している。これはこれで金具を接着して帯留めにしてネットで販売でもしようかと思っていたら、捨てる神あれば拾う神あり。

ブログを見た方から、別の提案をいただいて裏も含めて全面磨いて穴を開けて、穴の中をいつもの「赤」に着色したものを作りました。明日送ります。どうなるかな?

これまで作った中で最小。これまで磨いた中で最小。小さくても手数や作業工程は大きなものと変わらないのがちょっと恨めしい。

家の近くに出来たラーメン屋にカミさんと。気に入りました。午後は石彫りを休んで、制作した石の梱包と発送準備、仕事のメールを書きまくり、忙しくてまだ終わっていない東京個展の後始末。お礼状。やってもやってもまだ終らない。(遅くなってごめんなさい)一部で「環フォント」と呼ばれている僕の字を使ってあるものを作ってみたいという話も。心配だ。

今週末は何か小さいものをいくつも作った。今日完成したパソコンの横の机の上に置く、というご依頼の彫刻は横幅が15cmだった。

そして上の写真のプレートは、先日タブレットのペン立てを伊達冠石で作ってという注文をしてくれたニシハラくんが、請求金額の3倍も振り込んできてびっくりしたので、勝手に作って送りつけてやった!

伊達冠石を削って磨いて、ニシハラくんの会社の名前を彫り込んで金ラメで着色。完成するといつも置いて写真を撮ってる仕事場の台石に載せて昨日撮影。そしてそのまま発送。

(photo:ニシハラ)

さっき電話でお礼言われた。いやいやお礼を言うのはこちら。ニシハラくんの今日のデスクの写真を掲載させてもらおう・嬉!

たまき:

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  • いやいやホントに驚きました。いきなり送りつけられてきたので(笑)。
    請求金額の3倍も、とあるとどんな金持ちなんだ、と思われるみたいでムズガユイですね(←自意識過剰)。

    このプレートやペン立てを時折見たり触ったりしては、20年以上前に連れて行っていただいた次郎太郎山を思い出しています。
    もちろんその後に迷ったときのことも。山道の風景をしっかりと覚えてます。
    大切にします。

    それにしても、「環フォント」が気になる!

    • ラーメンと寿司をおごってくれた恩人のひとしさんも、もういないし、次郎太郎山での出来事が僕らが想像したより大変だったこと、カート・コバーンの亡くなった日だったこと、夜中の苦しそうな呼吸、いろいろ思い出されます。元気が何より。
      ネットがなくて今と全然違う時間の使い方だった。

      環フォント、採用されない方が良いような気もしてる。普通のフォントを使った方が。どちらになるかわからないけど紹介できる事になればこちらのブログに!

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