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11年目の 3.11

東日本大震災から11年。今日は屋外で水仕事していたけど14時46分には手を止めて黙祷した。春の様な陽気で水仕事も苦にならなかった。11年前は雪の舞う寒い日だった。それでも仙台で孤立したカミさんを迎えに行って無事会えた頃には雪も止んでいた。停電で真っ暗な仙台の上空には降る様な星が輝いていた。

地震発生当時、家でひとり(一匹)で留守番していた今は亡き愛犬 小春は窓の桟に手をかけて立ち上がって心配そうに外の様子を見ていたよ、と隣のお婆さんに教えてもらった。

今も窓の桟には小春の残した爪痕が残っている。

ずいぶん昔の事になってしまった。

僕は震災前と後では全く人生が変わってしまった。考え方も暮らし方も生き方も。

コロナで僕は石を彫ったりひとりの時はほとんど何も変わっていない。

コンビニやたまに街に出かける時にマスクをするくらいで。

原発事故の放射能の問題に取り組む中で得難い友人たちと出会えたし

毎年、個展をする様にもなった。

人生の大きな転機になった日だ。

今日の晩御飯。

ぬか漬けの長芋を

すりおろしたとろろ。

味付けしなくても酸味と旨味が出されていて美味しい。

カブのぬか漬けと1時間塩した即席漬け。

カブの葉の菜飯。

昨日いただいた産みたて卵で仕込んだ味付け半熟卵。黄身がきれい。

マグロのフライ。

デザートはカミさんのいただきものの高知の文旦。なんて美味しい。

 

たまき:
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