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デジカメによる空の青さ比較

 オリンパスのコンパクトデジカメで撮る田園の青空の方が、せっかく買った一眼レフで撮るより美しいような気がする。一眼でなかなか気持ちの良い青空が撮れないのだ。田舎で写真を撮ると言うことは多くの場合画面に大きく空を撮す、ということでもあるのでそれなりに問題。そんな気がする、では前に進まないので昼の愛犬との散歩時に今持っているデジカメ4台で同じ風景を撮り比べてみた。


全てプログラムオート(Exposure: program (auto))で撮影。
4枚とも全て同じ設定で少しだけレベル補正している。撮影時の解像度など設定に差があるので簡単な比較にはならないけれど結局オリンパスのコンパクトデジカメはレンズが圧倒的に明るいことがわかった。だから抜けるような晴天の時にはそれ程差が出なくても、やや曇りの時にもオリンパスのコンデジは空を明るく青くするようだ。タニシさん助言もらったりしてちょっと調べてみたら一眼でそれ程空の青さにこだわるのならPLフィルターが必要なようだ。ちなみにオリンパスのコンパクトデジカメ用には何枚もフィルターを持っていて雪の日にNDフィルターは欠かせなかったけどPLフィルターのすごさをイマイチ実感できずあまり使用していない。しかもちょっとネットで値段調べたらレンズの直径が大きいのでPLフィルター1枚で10,000円以上した。うーむ。もう少し設定の研究をして欲しい色に近づけてみよう。
■Canon EOS Kiss Digital X

Focal length: 18.0mm (35mm equiv.: 29mm)
CCD width: 22.28mm
Exposure time: 0.0031 s (1/320)
Aperture: f/9.0
ISO equiv.: 100
レンズSIGMA DC 18-50mm EX MACRO
解像度: 1936×1288
■Olympus Camedia C740UZ

Focal length: 6.3mm
Exposure time: 0.0012 s (1/800)
Aperture: f/4.0
ISO equiv.: 64
Metering Mode: matrix
解像度: 1600×1200
■Fuji FinePix A800

Focal length: 8.0mm (35mm equiv.: 37mm)
CCD width: 7.79mm
Exposure time: 0.0036 s (1/280)
Aperture: f/8.0
ISO equiv.: 100
Metering Mode: matrix
解像度: 640×480
■Fuji FinePix1300

Focal length: 5.8mm (35mm equiv.: 40mm)
CCD width: 5.22mm
Exposure time: 0.0039 s (1/256)
Aperture: f/11.0
ISO equiv.: 125
Metering Mode: matrix
解像度: 1280×960
番外
昨年の夏のキャンプ時、異常気象の猛暑。一眼でも気持ちの良い空が撮れた。
■Canon EOS s Digital X

Camera model: Canon EOS Kiss Digital X
Date/Time: 2007:08:13 10:20:39
Flash used: No
Focal length: 18.0mm (35mm equiv.: 29mm)
CCD width: 22.28mm
Exposure time: 0.0040 s (1/250)
Aperture: f/8.0
ISO equiv.: 100
Metering Mode: matrix

Camera model: Canon EOS Kiss Digital X
Date/Time: 2007:08:13 13:42:26
Flash used: No
Focal length: 18.0mm (35mm equiv.: 29mm)
CCD width: 22.28mm
Exposure time: 0.0031 s (1/320)
Aperture: f/9.0
ISO equiv.: 100
Metering Mode: matrix

たまき:

View Comments (4)

  • オットぉー、面白いことしてる!
    厳密に言うとまずレンズが違うというだけでカメラの性能比較にはなり得ないんですが(それを言っちゃあ野暮ってもんで・笑)僕のPC環境で見た個人的な好みで言えば、FinePix A800の画像がバランスが取れてていいように思います。
    この比較画像で見ると、確かにキスデジとキャメディアの表現は両極端ですね。違和感があるのも納得できます。
    キャメディアの画作りは、たしかにパッと見はキレイかもしれないけれど、自然な色が出ているようには思えないです・・。シャープもきつめなのかな?そしてこの4枚の中では、唯一太陽が出てる時に撮影したみたいです。
    キスデジは、空のグラデーションも滑らかだし、雲や土の色の階調も豊か。一番「奥行きがある」画像になってる気がします。
    4枚目のFinePix1300は空のグラデーションはいいようですが、全体にモヤがかかったようになってますよね。
    人間の目っていうのはものすごく優秀なのに、反面いい加減なので、比較対象を並べない限り案外キレイに見えたりするもんです。
    RGBで見る青空がキレイであればあるほどCMYKに変換するとガッカリししちゃうので、必要に応じて最終加工しやすいよう、ニュートラルな表現(←かなり曖昧)になるよう心がけて撮影しているつもりです、自分では。
    青空を含む撮影でPLフィルターの効果が最も期待できるのは、太陽を背にして撮影した時ですね。
    反射光を除去してくれるので、新緑や紅葉など植物の色を濃くしたいときや、ガラスの写りこみを弱めるのにも用います。
    これまでの僕の経験ですと、たまきさんの言う通りデジカメは銀塩カメラに比べてPLフィルターの効果があまり期待できないような・・・。高いレンズ使えば違うのかなぁ?
    デジカメやケータイカメラの普及で、目が肥えた人が多くなってるような気がする今日この頃(苦笑)。長文失礼しました。

  • おお、ていねいなコメントありがとう、ありがとう。
    デジイチを買ってレンズの力というものを知ったよ。それと共に用途毎に付け替えなくてはいけない面倒も。そーゆーところはコンデジはすごい。オールマイティーだ。でも、デジイチの方が撮ってて楽しいしコンデジで感じるストレスはレンズ交換以外は全て解消できてる。
    NDフィルターは楽しいけどPLはとりあえず先延ばしにすることにします。
    ニュートラルな表現、わかる、わかる。後で何かに使いそうな写真とただ撮るだけでは設定変わる。あと、デジイチだと後で用途があるとき困ったらRAWにしておけばトーンカーブや明るさはもちろんだけど、ホワイトバランスやピクチャースタイルまで撮影後に変更できてこれはかなり効くね。
    誤解がないようにあえて書いておくけどタニシさんのオススメでキスデジかって良かったと思ってるからね。最初、何を撮っても前ピンになって初期不良じゃないかと悲しくなったけどきちんとピント合うようになってきたし、念願の愛犬の猪突猛進走りを連写しても採用になる確率が半年たってやっと上がってきた。ようは使うこちらの問題が多いのだ、きっと。修行、続けます・笑

  • そう、一眼レフはレンズ交換という苦しみと楽しみが同居した、麻薬みたいな(やったことないけど)もんです。このレンズスパイラルにハマると厄介ですよ~。
    広角~望遠までを幅広くカバーするお手軽価格のレンズもありますが、やっぱり画像第一に考えると専用レンズには劣ります。旅行などには便利ですけどね。
    PLフィルターは、プロでも「自然な色じゃない」「みんな絵葉書みたいな写真になる」と言って嫌う人もいますよ。必要に感じてからでいいと思います。
    >RAWにしておけば
    サイズが大きいとトリミングも楽しめますよね。
    >タニシさんのオススメでキスデジかって良かったと思ってる
    釣りの基本はフナ、デジイチの基本はキスデジから、ってね(誰も言ってないって)。
    キスデジのような、ある意味万人向けのモデルで経験を積むのも大切なことだと(自分勝手に)思ってます。
    一緒に切磋琢磨していきましょう!

  • タニシさんの
    "キスデジは、空のグラデーションも滑らかだし、雲や土の色の階調も豊か。一番「奥行きがある」画像になってる気がします。"
    がどうも実感が持てずにそうかなぁと思ってたので今日、液晶のなかなか良いモニタで見てみたらびっくり。実感しました。言ってること。
    eMacのモニタを過信してました。
    そのモニタでみたらキスデジがダントツでした。
    難しいなぁ。
    (でも、オリンパス E-3 欲しい・笑)

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