X

村田町野外活動センター

 昨日から一泊でキャンプ。



 村田町野外活動センターへ。実はあいの沢キャンプ場のお気に入りサイトに行こうと思ったが既に予約が入っていた。先々週も僕のブログのこのエントリーを見て犬連れの軽の1BOXの人と同じサイトをお願いしますってキャンパーが来たよ、と管理人の高野さんから電話があった。競争率を上げてしまったか・苦笑

 急にキャンプに行くことにした時に限られたスペースに荷物をうまくパッキングしなくてはいけないのが面倒くさくなってきて後部座席をフルフラットにした。愛犬(小春)が潰されないように小春のスペースはケージで確保。小さな入り口から飛び乗れるか心配だったが、小さな入り口めがけてうまくジャンプしてケージの中に。

 「どうだ」と言わんばかりの自慢げな顔。

 寄り道しなければ車で40分ほど。到着したときはまだ他のキャンパーは来ていなかった。

 近くの川に。浅いのでサンダルのまま川の中へ。水は冷たくきれいだった。

 小春は子供の頃、初めて海に入った直後大波にのまれて以来水はトラウマ。こんな浅い川にさえ決死の覚悟をしないと入れない。対岸から呼ぶと何度も逡巡してから意を決して飛び込んだ。それにしてもびびりすぎの顔。

 テントに戻ると暑く照りつけたりさわやかな風が吹いたり。天井には赤と緑の葉の陰。管理棟に焼肉食堂があり「生ビール」と書いてあったので買いに行く。残念ながら営業しているのは芋煮会などの最盛期だけのようだ。申し訳ないと思ったのかパックに入った氷をプレゼントしてくれた。

 今日、僕らの他にもう1組。黒いラブラドールの桜ちゃんとバセットのバロン君を連れたカップル。あまり他の犬に会う機会の少ない小春には良い機会だった。聞くと毎週土日はキャンプなのだそうだ、すごい。スノーピークのリビングシェルにコット。犬はシェルター内でコットのそばの芝生に寝るのだろう。いつか僕もスノーピークのテントが欲しい。

 今回、ずっと欲しかったユニセラTGを買って持ってきた。セラミックとステンレスでできた卓上で使える折りたたみのバーベキューセット。食べる量が少ない僕とカミさんのキャンプにバーベキューセットは大げさ。夕食での初使用に向けて組み立てた後で木炭を持ってくるのを忘れたことに気が付いた。駄目もとで管理棟に行ってみる。管理人さんは「ありますよ」とニコニコ笑って奥から引っ張り出してきてくれた。地元で炭焼きしたらしい切り炭ではない長い炭を数本。「これでお金はとれませんよ」と無料で分けていただいた。良かった、ありがとうございます。

 本当はユニセラのデビューでは串に刺した焼き鳥を焼きながら1杯やりたかったんだけど途中のスーパーでは打ってなかったので手羽中を1パック買ってきた。東京、中野の焼鳥屋の絶品レシピで昼食後に下ごしらえしておいた。下ごしらえといっても簡単。器に手羽中を入れたらたっぷりのレモンを絞りニンニクをする。(かなり強烈なのでお好みで量を調節)あとは塩胡椒。できれば塩は岩塩で。胡椒は黒胡椒を碾きいれる。それだけ。できれば一昼夜付け置く。急いでいたら半日。

 100円ショップで買った小さな鋳物のステーキ皿も載せて網焼きと鉄板焼きの両方を楽しめるようにした。豚ロースはさっと焼いて塩胡椒、赤ワインでフランベ。

 後は玉ネギと茄子とじゃがいものスライス。今回、手羽中に下ごしらえしないものを残しておいて味比べをして驚いたことがひとつ。焼鳥屋のレシピは肉の甘みとレモンの酸味が絶妙のハーモニーでそこにニンニクのアクセントが加わりべらぼうに旨いのだけどレモンの効果は味だけではなかった。

 下ごしらえしない方の手羽中と柔らかさが全然違った。ただの手羽中は歯ごたえがしっかりあったけど中野の焼鳥屋レシピの方は噛まなくても良いくらいにほろほろに柔らかいのだ。

 それにしてもセラミックの輻射熱が効率を更に高めてすごく高性能で気に入りました。ユニセラTG。ほんの少しの炭で2時間30分。ユニフレームの焚き火台と共に登場回数がふえそうなユニフレームのツールです。

 炊事場はご覧のようにステンレスで機能的でとても清潔。ハシゴ状のものを降ろせば鍋などの大きな食器も水切りできます。

 もう1組の犬連れキャンパーも静かなキャンプを楽しむ派で焚き火をした後は静かな夜を過ごせました。

 ただし、夜の1時過ぎから雨が降り出し一時はけっこう強く降った。まあ、僕はおいしい焼き鳥とビールのせいで1時過ぎの事は気が付かず朝を迎えましたが。

 天気予報では両日とも曇りの予報だったんだけど、僕の嫌いな雨の中の撤収か?

 しかたないので、飲み物セットのタッパーを取り出しエスプレッソを作る。

 昨日デビューしたユニセラTGの丸洗いできるパーツを洗い本体を良く拭いてバラバラにする。全てのパーツは別売されているので永く使える。

 専用のケースに入れるとこんなに小さくなる。

 雨はなんとか霧雨程度。時々やむ。朝食。

 昨晩、蛾がランタンのホヤの中に入ってしまったので外して掃除をしている最中にマントルをさわってしまった。がっかり。

 次回、暗くなってからマントルが無いことに気が付く、なんてことをやってしまいそうなのですぐ新しいのを付けて使えるようにしておく。空焼き中。雨はなんとか持ちゆっくり過ごす。と、バーベキューをしに何組ものグループが次から次からやってくる。静かなキャンプを楽しみたい僕らには帰る日で良かった。

 撤収のためペグを抜いていたら都会のネオン街のような毛虫をあやうく掴むところだった。それにしても派手な奴だ。

 犬連れキャンパーと犬たちにお別れのあいさつに行く。あちらは連泊されるという「何だか、うるさくなりそうですねぇ」と心配顔。「昨日は良かったですねぇ」
 桜ちゃんとバロン君をなでてこちらにもあいさつ。バロン君はカミさんに腹をなでてもらって鼻を鳴らしていた・笑 耳がとても大きく時々自分で耳を踏んで転ぶことがあるとのこと。写真撮りたかったなぁ。
 テントは乾かずゴミ袋に入れて昼前に帰路に着く。

大きな地図で見る
 校庭のような、それほど広くない一面のみがテントサイト。静かなキャンプがしたい人は3組以上だと厳しいかも。予約の時に何組くらいいるか聞くと良いでしょう。シャワーは無料。ハイキングコースやテニスコートも有り。管理人さんも親切。
[2008.07.23 追記]

 濡れたままだったテント。午後から晴れたので適当に組んで立ち上げて乾かす。あ、ここはキャンプ場ではありません。仕事場です。

 ほら。

たまき:
Related Post