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田植え



 家のすぐ前の田んぼで面川さんが田植えをしていた。急ぎのPC仕事の手を止めてカメラを持ってお昼前にちょっと出て行く。

 ”三男”くんが田植機で植えきれない隅っこを流麗な手つきで手で植えていた。(補植といいます)稲を手植え出来る10代が日本中で何人いるんだろう。すげえ!足下にご注目。長靴無し!素足。さすがどろんこ好き(数年前の姿はこちら

 僕には上手に見えるんだけどおやじさんには物足りないらしく細かな指示が飛んでいた。

 稲を田植機に積むのは東京の大学から田植えに帰っている”長男”くん。頼もしくなったなぁ。
 後ろに見えるのは我が家。

 僕は田んぼの中で暮らしてます。

 今年84才のおやじさんはバリバリ現役。この節くれ立った手。働いて働いて働いてきた美しい手だ。

 いつも田んぼ仕事を手伝っている面川さんの親戚のおじさん。胸ポケットに挿した四つ葉のクローバーが輝いていた。

 「あぜ道にあったんだ。まだ、あったぞ」
 あ、本当だ。
どうぞ今年の残り半分は東北が幸運に包まれますように。

たまき:

View Comments (4)

  • 良い光景ですね。
    ここ何年か実家の手伝いをサボってました。懐かしい^^
    単身赴任先で飯舘村のTV中継を見ていると、なんとも切なくて涙してしまいます。
    何年かかっても、またあのあいの沢へ行きたいです。
    うちですが、もう少しでなんとか落ち着けそうです。
    何もない普段の生活が一番幸せだったことに気付きました。
    これまでは、宝くじに当選するようなことが幸せと勘違いしてました^^
    避難中はいろいろな支援や温かい言葉をいただき、改心の日々
    ちょっとだけ成長できた気がします。
    今からがスタートでいつになるか判らないけど、またわが家に戻れる日を夢見てガンバリます。
    ご心配お掛けしました。

  • ああ、バトンパパ。
    コメントありがとうございます・涙
    御家族も大変、バトンパパも単身赴任でこんな時に家族と離れ単身赴任で大変ですね。本当に。
    僕とカミさんに飯舘村の素晴らしさを教えてくれたのはバトンパパです。本当に悔しい。
     僕も宝くじに当選するような幸せじゃなくて何気ない日々を大切にしようと思います。
     そんな日々の遠い遠い先に、いつの日かあいの沢でご一緒するという「夢」を別にいますぐ捨てることは無いなと思っています。
     なにはともあれ少なくとも御家族の皆様がご無事であったことは何よりでした。
     がんばりすぎることはないけどがんばりましょうね、お互いに。

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