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    Categories: 創る

Yumiさんの猿の墨絵

雲の合間から放射状に伸びる日の光を見ながら仕事場へ。

今日、作ろうと思っている作品にちょうど良い大きさの石があったので、テント下に持ってきて彫ろうと思ったら、地面とがっちり凍り付いて、まったくとれない。バールを使ってテコの原理で四方から攻めて、やっと地面から剥がせた。

剥がせたっていうより、土の凍ってるところと凍ってないところで別れて、凍ってるところは相変わらず石と一体となって凍ったまま。それ程、冷え切ってる。

安全靴の足跡もそのままの形カチコチに凍ってる。見てる分にはきれい。

全ての水分はカチコチの塊か、ガラスのような板状に。パリンパリン。

しばらく持ってても、融けないくらい冷えた朝。気を奮い立たせて凍った石を削り始める。

昼食に家に戻ったら、カリフォルニアのYumiさんからNew Year Cardが届いていた。書道や、墨絵、お茶、(英語で)俳句など日本文化への造詣が深い。今年の猿の墨絵も素敵。「もっと旨く書きたかったけど、仕事が忙しくてこれが精一杯」って充分素敵。銀色のペンで降らせた雪もきれい。

宛名の住所氏名も手描きのカリグラフィで素敵。flickrで知り合って今でも時々、メールや手紙出し合ってる。僕の小学校の頃の夢のひとつはペンパル(海外との文通)だった。叶ってる!

午後、日陰になる仕事場は更に気温が下がる。

ひと言だけ、言わせてもらっても良いだろうか?

さみーよっ!!!滅茶苦茶寒いよっ!

大量のかつお節で、ていねいに出汁をとったものをペットボトルに何本も凍らしてある。「かえし」も常温保存がきくから作り置きしてある。合わせるだけで蕎麦つゆが完成。水で希釈する麺つゆとは雲泥の差。しかもいただいた鰊の棒煮を入れて贅沢な蕎麦。夕食はこれだけですけど何か?

唐辛子は、新年になって姪っ子と行った阿部敬四郎ギャラリーのお年賀でいただいたもの。

たまき:
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