明け方、寝袋の中で強い雨音を聞いていた。
シーリングの補修と昨日テントを張る前の防水スプレーのおかげで水漏れはなかった。テントを新調するか迷っていたけどもうしばらくこのテントでキャンプ出来そうだ。
雨のせいで辺りは湿っている。朝食の準備。
いつものようにシンプルな朝食。これでもいつもの朝食に比べたら食べ過ぎ。
テントの前の部分は跳ね上げて屋根になるのだけど、昨日この面に防水スプレーをかけている途中でスプレーが無くなってしまった。真ん中から上は防水が効いてるけど、スプレーしなかった下半分は布地が湿っている。おかげで防水スプレーが効くという事が確認できた。
雨は上がってすでに空は気持ちよく晴れている。
キャンプ場の下の小安峡に散歩に出かける。
階段の手すりから全然逃げないトンボ。
それにひきかえシオカラトンボはすぐに逃げて写真に撮るのも大変。子供の頃、トンボといえばシオカラトンボだった記憶があるけど、殆ど見る機会がない。
川の中は小さな石を抱き込んだような巨石だらけ。まさに風化真っ最中、侵食真っ最中といった感じ。
温泉が流れこむ川は水の色も底の岩の色も独特。水はもの凄く澄んでいる。
青い空に赤い橋が映える。
大墳湯。
この後、この橋の上からここを見下そう。
帰りに上まで続くこの長い階段をダッシュしてみた。最後の10数段は足がもうこれ以上でないのに走らなくてはいけない学生時代の部活動を思い出した。けど何とか登り切れた。
ただ年甲斐もなく無茶をして歩けなくなり、階段の上の茶屋でソフトクリームを食べながらリカバリーに20分以上かかった。馬鹿だ。
赤い橋の上から見た小安峡。iPhone5でパノラマ撮影。(クリックで拡大・歩いている人も見えるよ)撮りながら下を見て足がすくんだ。
橋の先の産直の店で野菜や漬物を買う。
重い足を引きずってサイトに戻り昼食の準備。トランギアで飯盒でご飯をたく。
産直の店で買った朝取りのアスパラのソテー、温泉卵、漬物、レトルトのカレーなど。
そして、温泉。
何度も入る。良いキャンプ場だ。
お茶してまた温泉。
夜の焚き火のために枝を拾い集めたりしても愛犬小春がいないので時間が自由に使えてなんとなく手持ち無沙汰。
トランギアで鍋。静かに燃えるアルコールバーナーでテントの中で鍋をつつくのは秋のキャンプの幸せ。
ビール、ワイン、日本酒、焼酎、ウイスキーなどを取り揃えておりますw
もちろん〆は昼に炊いたご飯でおじや。
火がないと寒い。焚き火をして露天風呂で温まって就寝。