リアルバルサ彫刻って今までにもエントリーしたことがあるし、美術教室でMikiちゃんと一緒に作ったりしたこともあるんだけど、南国育ちで成長が早いために、すごく軽くてカッターナイフでも切ることが出来るバルサの木を使って、現実にあるものを1/1縮尺で出来るだけ本物そっくりに作る、というもの。例えば下の写真の金の絵の具がそう。
先日の、アートチャレンジで紹介した写真はこれ。
実はこれ、僕が新宿の中学校の美術教師だった時にやった授業。説明のために参考にいくつか作った中で残ってたもの。
アートチャレンジでは自作紹介と共に、他の作家を指名していくルールで、僕は西原直紀さんという方を指名させていただきました。その彼も「リアルバルサ彫刻」を、アートチャレンジで紹介していました。
本物にしか見えない!(僕がじっくり見たいのでクリックで拡大します)
実は、西原くんは僕がその授業をした時の教え子で、上の作品は彼がその授業で提出したもの。すごいな。改めて見ても中学3年生の作品とは見えない。っていうか先生より生徒が上手に作っちゃダメ(いいんです)。
もっと言うと、みんな作品のすごさにばかり目をとられてるけど、この西原くんが撮った写真自体が良く撮れてる。「物撮り」というんだけど作品の写真を撮る、というのは簡単そうに見えて、なかなか奥が深い。シャッターを押せば撮れるというものではない。こんな風に「普通」に「自然」に撮るのもすごいな。
カッターナイフやドライバーまで作っていた。(今回のアートチャレンジで初めて見せてもらった)
どちらも手前がリアルバルサ彫刻だそうです。もうなんかわからない。クラクラしてきた。
西原くんは、アートチャレンジでこんな雪像も紹介していました。雪で作ったイースター島のモアイ像。インパクトありすぎ!すごい。
僕がこの前、雪かきのついでに、死んでしまった愛犬小春を偲んで雪像を作ったのは、このモアイ像のインパクトの衝撃がどこかに残っていたからっていうのは内緒にしておこう。
facebookをやられている方はこちらから西原さんのアートチャレンジ(5日目)バルサ彫刻を見られます。
View Comments (2)
ご紹介ありがとうございます。
物撮りのことに触れられるとは!もっとちゃんと撮っておくんだった…
上のうずらのやつは、朝、窓際の自然光で簡単に撮っただけです。グリーンガムにはもう少しピント合わせないとホントはいけないし、上の面が白く光りすぎです。背景の白も完全に飛ばしてるし。
下のカッターとドライバーに至っては、物撮りとかを経験するずっと前にコニカ・ビッグミニで撮ったものなので、肝心の彫刻にさえピントが合ってないし〜(^_^;
まぁ、いずれにしろもう遅いですね!ははは。
小春の雪像、雰囲気でてます。きっと小春も喜んでるじゃないでしょうか?
白飛びは作品を際立たせる効果にしか見えない・笑
客観的に文章にしてるから「教え子」とか書くことになるけど、僕の中では本当はそういう感じは全然無くて、いいモノを作る人、という感じ。刺激されるし、教えられること多い。実際にいろいろ教えてもらっているし(感謝!)
”いつかまた自分の表現したいものに全エネルギーを投入したいです。”な作品を見られる日を、心から楽しみにしています。