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緑の御影石の石割り

雨の天気予報だったけど、なんとかもってる。

石彫りに行く前に、ハグロトンボの写真を撮る。

あんなにたくさんいたのに少ししかいない。

たくさん連射したので、久しぶりにGIFアニメにしてみた。Photoshopでのやり方忘れていてWebで検索した。

今日も一日がんばろう。

今日は、10年以上この仕事場の門柱として見守ってくれたこの石を割ることにしました。

秋に企画していただいている個展の素材に使うために。遠くに見えるテントの近くまで移動します。

まず、横倒し。

約1.5tの石を三叉とチェーンブロックと人力だけで30m移動する。

ゴールが遠いなぁ。ユニック車借りてくれば5分。その金が今は無いw。

浜辺の亀の産卵のように引きずった跡が。午前中かかってここまで移動。

カミさんが弁当を作って持ってきてくれたので、仕事場の石のテーブルでランチ。すでにクタクタ。だけど今夜はホッピーが待っている。

コンプレッサーで動かす道具のホースが届くところまで移動したのでルートハンマーで穴を開けます。

雨の天気予報だったけど、降らないでくれてありがたい。

開けた穴にセリ矢を入れて。

きれいに割れました。

割った石をまた三叉で吊って動かす。ワイヤーを編んで端っこを輪にしてくれたのは、今は亡きひとしさん。もといろんな事を教えてもらいたかった。

更にガンガン石に穴を開けてセリ矢で割っていく。4本をローテーションで順番に間を空けて、冷やしながら使っていたのに、1本折れた。

三叉の支点が曲がってしまった。

クタクタ。これだけで一日仕事。ローテク過ぎ。でも、必要な大きさに割ることが出来た。

伊達冠石の泥のような表面ではないけど、この石も玉石で表面にこんな皮を持つ。磨くと緑色の御影石。これで一輪挿しを作ってみようと思う。

コヤスケでとったこの小さなブロックで、まず一輪挿しテストで作ってみよう。

穴を開けたところに「セリ矢」という道具を入れて、叩くことで開いていく力に変えて石を割ります。本当は見えないけどこんな感じになります。

3個でセットのこのセリ矢のひとつを無くしてしまった。必死に探したけど見つからない。上手く石が割れたけど達成感が削がれているのはそのせい・苦笑

6時で今日の仕事を上がります。

今日も空がキレイ。

ホットケーキじゃないよ。カミさんが作ってくれた鳥のカツレツ。ホッピーが沁みた!

 

たまき:

View Comments (2)

  • 何気ない一日の作業なのでしょうが、様々な技術・経験・知識・愛情・自然や故人に対する畏敬の気持ちが詰まってますね。
    このエントリ、大好きです。
    そして作品の完成も楽しみ!

    • ありがとう。ちょっと時代から遅れてる感がものすごいけど(笑)
      ひとしさんと3人でラーメン食べて、寿司までごちそうになったね。
      にしはらくんのことが、すごく気に入ったんだよ、きっと。
      その後、二度と無かったもん。あの、ガラガラ声をもう一度聞きたい。

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