隣町にある「アートスペース無可有の郷」へ。越後しの個展 ​『夢のルール』

展示作品の多くはひとりの少女と一匹の動物が画面の中に佇んでいる。ひとりと一匹の間に流れる想い。無地に見える背景の淡い濃淡が空気を感じる。越後しのさんの作品は前から好きだけど、今回のこの個展に心持っていかれた感がすごい。去年の個展の何倍も心鷲掴みにされた。会場出る時、ひとりと一匹とのお別れでちょっと切なくなった。車で会場を後にしながらも後ろ髪引かれまくりでカミさんといても立ってもいられなくなって、どちらからともなく「買おうか？」とUターン。欲しい作品がふたりとも同じだった。厚くて太い丸い木の額縁の中に、名刺のこのモチーフと同じ白い犬と少女が描かれた作品を買った。カミさんはそこに小春の面影も見ているのだろう。

アートスペース無可有の郷のガーデンでは金属でできた動物たちが何匹も迎えてくれます。

これからしばらくの間屋外展示されているのだそうです。

素晴らしい個展です。おすすめですよ。

越後しの個展 「夢のルール」
2019. 8月29日木曜〜9月2日月曜
10:30〜17:00
アートスペース無何有の郷
柴田町大穴字海老穴字海老沢131
0224-56-3584