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    Categories: Art

陶芸家日和

早起きしてカミさんが玄米のおにぎり握ってた。

友だちのイベントがある。おにぎりもってランチに行く。

カミさんが鉢から摘んだシクラメンの実が、オブジェのように美しい。テーブルの上に置いてあったのを見てハッとして思わず写真を撮った。

「フェアトレード・バザール」展へ。

友だちの陶芸家夫妻が自宅で始められたギャラリー
Gallery・エミシ工房

チャオ、かわいい。キャッキャッって遊んでくれて若い!

ギャラリーエミシ工房の、僕も参加させていただいた「オープン展」の時に贈った、重くて使い辛い伊達冠石の花器に、梅の枝を挿して使ってくれていた。石だから重さがあってかなり大きな枝物でも倒れずに挿せるんだけど、超カッコ良く使っていただいていて超ウレシイ!!!

フェア・トレードの品物がたくさん並ぶ。

池田さん夫妻がフェア・トレード、特に今回たくさん並べている「people tree」の話を聞かせてくれる。

儲けをいかに社会に還元していくか。日本の大企業の多くは役員の給料、内部留保にばかり金を回して、若い従業員への金は渋り生産者を奴隷状態に置くことで安価な品物を量産してさらに自分の懐を肥やしている。

仲間に入れなくて黄昏れているチャオ。ごめん。

フェア・トレードは、金儲けをメインに考えて、使い切れない金でも、できるだけ自分の懐に入れたいという思想とは真逆で、世界の生産の現場の人をこそ大切にしている。日本の儲かり企業の○とか○が搾取で膨大な富を得ている仕組みとは真逆で、真っ当なお金を払うだけではなくて、それを世界の「経済的には」貧しい地域で持続可能で地域の文化や生活を守りながら経済的にも回していこうという活動。

僕も勉強しているつもりだったけど、改めて詳しい話を池田さん夫婦から聞く事ができました。そしてその一端を担うおふたりに改めて敬意を。

日々の生活のすぐそばにある、人の命を搾取する企業に、可能な限りお金を使わないようにと、改めて考えさせられた日でした。それにしてもフェアな大企業が日本になかなか生まれないのはどうしてだろう。まぁ、国のリーダーが全くフェアじゃないからな。

何が放射能汚染水はアンダーコントロールだ。国民をアンダーコントロールしたいだけじゃん。真っ当な人間だったらウソつくときはおどおどするよ。世界に堂々とアンダーコントロールとか言える時点で信じられない。普通じゃない。

まあ、普通にこんな事を話せる友だちがたくさんいると言うことは、そこまではアンダーコントロールされていないということでもあるかもしれないけど。この服は、委託ではなくて奥様の審美眼での「買い取り」ですって。ステキだから見に来てくださいね!(そして気に入ったら買って!)

インドの古くなったサリーを裂いて作られたカラフルな糸もきれいだった。

伊達冠石のペン皿使っていただいてます・多謝!

続いて、友だちのさゆりさんが震災の後、続けられている「KENZO YOGA」のチャリティー・イベントへ。

まずは KENZO さんに手を合わせる。

今回のイベントに僕のイマソラ(空の写真)も展示もしていただいた。

伊達冠石の一輪挿しや石のクラフトの展示も。

いろいろ見ていたら

三宅商店の、アーユルヴェーダ天然ハーブシガー売ってた。1本からのお試しもあるというので禁煙約15年目だけど吸います。

煙草ではないですね。吸ってて気持ちが良い。

カミさんまで吸わせてといって吸ってますよ。おばさんなのに不良か!

インドのある地方の楽器「タブラ」の演奏があった。初めて聞いた。すごい体験だった。さわらせてもらったけど音、全然出なかった。これを演奏できるってすごい。

アイヌのむっくりとか、同じような物は世界中にあるけど、きちんと聞くのはこれも初めてだった「口琴」

こんなシンプルな形の楽器なのに、音は複雑で繊細。

みんなでランチ。

今日のランチは西日本(瀬戸)の食材がほとんど。旬の山菜や野の物が(放射能汚染で)食べられないので、春の野の物が幸せに美味しい。

豆味噌でいただく野蒜。今の時期はたんぼのあぜ道に生えているのを愛犬小春と散歩しながら、取ってきてよく食べた。たくさん取って東京の料亭に持って行ったら喜んで一品にして出していただいたりもした。ただしそれは、原発事故の前の話。今は一切食べていない。仕事場に生える蕗の薹も、ワラビも、こごみも。

今、流行の味噌玉。煮ないから味噌の香りが新鮮。旬のセリと合わせてとても美味しい。

花粉症で死にそうになってる息子クンの天ぷら、上手すぎ!

西のもの、っていう安心も美味しさに花を添えてる。

作らせていただいた石彫「FU TA RI」 KENZOさんに見てもらうのが間に合ったのは幸せ。

糸曼荼羅は僕もいつか作ってみる。

チベット式のKENZOさんを送る会はとても素敵でした。

名残惜しいけど、おいとまして。

蔵王のギャラリー「ミュゼ・マエナカ」へ。

和の器「向附」展へ。

前仲さんご夫妻の焼き物も、もちろんいつものように楽しみましたが、菊田 佳代さんのガラスの作品が前回みせていただいた個展の時の磨りガラスのような作品の印象と全く違っていてびっくりした。

そして、ご本人の印象も違っていて、たまたま今日だけ在廊される日だったみたいで、お会いすることができたけど、最初、ご本人とは気が付かなかった。だけど、ガラスに描かれたその絵と線がとても個性的で素敵だったし、またお話ができて楽しかった。前仲さんには、またいろいろ教えていただきました。感謝です。

直ぐ近くまで来ているので、先日の三越の展示会で約20年振りに陶芸家の鈴木ご夫妻と再会して、奥様のアトリエ兼ギャラリー 「花*花」が目と鼻の先だったので訪ねる。突然の訪問にもかかわらず、おしゃべりしていたら楽しくてあっという間に時間が過ぎて、制作の時間をうばってしまいました。今度はご主人の「元窯」に遊びに行かせてもらいます。

昼に瀬戸市の野草や野菜のランチをいただいたので、夕食時にかみさんと黄瀬戸のぐい呑みで熱燗で乾杯。鍋にはもちろん「YUZUSUKO」登場!旨い。。

今日のエントリーの「陶芸家日和」なんて言葉はもちろん無いけど、気が付けば1日陶芸家の方とおしゃべりした日だった。いろんな陶芸家の方がいるけど、僕の知っている陶芸家の方は、みんな笑顔が素敵だ。土をさわるっていう、子どもの頃の原初の喜びの延長にいる方々だからだろうか。

たまき:
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