初夏の個展の打ち合わせも兼ねて、蔵王のミュゼマエナカに菊田 佳代さんという作家のガラス作品展を見に行く。
ガラスというと透明なモノを思い浮かべるけれど半透明な仕上げ。ブラストのかかった表面がガラスなのに温かい感じがする。
一番気に入った作品。”Ripple”
上の平らな面は風のない水の表面の様。下面は波のような微妙なウェーブがかかっていてサンドブラストがかかって磨りガラスのようになっている。
小さな気泡が中に少しあって立体感や深い水の中をのぞき込んだような感じがして面白い。作家の菊田さんが会場にいたので「小さな気泡があるのもとても良いです」と言うと「ガラスが(高温で熱せられて)液体だった時の記憶ですからね」と詩のような答えが。
形も色もタイトルも素敵。
ripple/rɪ́p(ə)l/名詞
さざ波,小波
ミュゼマエナカで来週の土曜日、2014/04/26までです。