こんな事を書いているブログです。
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□動画レシピ – – – – – –
モノを創っているからかモノが好きでたまらない。
「愛しの小物Photo」時々iPhoneで撮って、Instagramにアップしてます。
(写真 Click! で拡大)

#09 ロシアの友だちの彫刻家、イーゴリがモスクワを案内してくれた時に、奥さんにと買ってくれた人形。黒い目という意味のチェルノグラゾフという名前の彼の目は、きれいに透き通った青だった。バス停まで送ってくれて空港行きのバスが来たとき、僕の2倍はありそうな大男が目に涙を浮かべて「サヨナラ」と言って抱きしめてくれた。こんな感じ日本人には無いなーと思って戸惑いながらも嬉しかった。忘れられない。

#10 彫刻家の小林晃一さんが新築祝いにくれた黒幻焼の香炉。
思いがけなかったのでとても嬉しかった。
お香を焚く、その煙の風情まで楽しい。
その形、その色、密度の高い作品

#15 母親にカミさんとおそろいでもらった鉛筆削り。鉛筆削りの機能と全く関係なくフタを開けるとカニが現れる意味がわからない。妙にリアルな足の動きが気味悪くて意味がわからない。こんなチープなものをプラスチックではなくて、わざわざ木でていねいに作っている意味がわからない。大好き。

#16 カルムイク共和国の女料理人アラ。いつも怒った顔をしてすごく恐かったけど人見知りなだけだった。愛想を美味しさで表現してた。お別れの日に料理人らしく木のお玉をくれた。ぶっきらぼうに。使わずに台所の神様として飾ってある。28cmもあって小物とは言いにくいけど。

#21 焼き印。焼いてから木に当てるとジュッと「山中」という名前が刻印される。新築のお礼に、たくさん作ったさわらの木の椅子にも押した。これをくれた中学高校が一緒だった友だちには、折にふれプレゼントをもらってきたのに初めてお返しをしたのは2011年の3月10日だった。小さな石の彫刻と手紙は大震災の中、彼女に無事届いていたことが後日判明。

#24 彫刻シンポジウムへの参加が叶って、情報が無くネットも無く、その国が地図上のどこにあるのかも、わからないまま着いたカルムイキア共和国。そこでこれを首にかけられた。歓迎の意を表すのだと言う。今日からカルムイキアシリーズを数日、続けます。

彫刻シンポジウムの情報を得たけど、あまりの情報の無さと治安も分からずカルムイキア共和国に行くのをやめようかとも思った時、酒を飲んでいて、ある作家に「情けねぇ。そんなんだったらやめちゃえ、やめちゃえ」と言われ、頭に血が昇り行くと言った。飛行機に乗るときに胸に秘めた一番の目標は、無事に帰ってくる事だった。今となっては得難い経験と、楽しい思い出と、たくさんの友だちを得る事になった旅立ちへと背中を押してくれた言葉に感謝している。
(愛しの小物Photo カルムイキア共和国シリーズやってます)

#26 カルムイク共和国の建築家、セルゲイがくれた置物。たぶん木製。その上に金色などで彩色されている。タッチは全然違うけどクリムトのよう。言葉が良くわからなかったので間違っているかもしれないけど、クリスマスの時にだけ飾るんだよと言ってプレゼントしてくれた。買うと安くないと思う。卵形の部分の高さは約12cm。

#27 カルムイク共和国の彫刻シンポジウムに参加した折り、大理石を彫ったかけらを巻物の形に削って、別れの前に各国の彫刻家にサインしてもらった。深夜に数分だけ面会が叶った大統領にもお願いしたら日本で働いた経験があるので「キルサン」とカタカナで書いてくれた。並んで撮った記念写真に写るふたりの自己資産は想像を絶する開きがあったが、年齢は一緒だった。

#28 彫刻シンポジウムの主催者がプレゼントしてくれたカルムイク共和国の知恵の輪。木と皮と金属で作られていて素朴だけど飾りたくなる質感。いくつものリングを抜けて真ん中の棒が外れる、と言うのだけど難しすぎてお手上げ。何も出来ない。友だちの彫刻家がひとつだけ輪を外したままになっている。

#29 彫刻シンポジウムに参加した折、主催者がプレゼントしてくれたパイプ。フタがついている。10年以上、煙草をやめているので今はただの飾り。死ぬ前に喫煙者に戻って、もう一度このパイプも使おうと思っている。
カルムイク共和国シリーズもう少し続けます。

#32 カルムイク共和国シリーズのラストは小物とは言えないかもしれませんが。彫刻シンポジウムが終わる頃、朝いつものように制作会場になっていた工場に着いたら彫りかけの石に貼ってあった。工場長が詩を創って壁紙の裏にレタリングしてくれたモノ。大事に持って帰って今は自分の部屋に。(その上は津軽の凧絵)僕の名前も入れてくれて韻も踏んでいる。