ある日のレッスン ①

小学2年生になったばかりのMちゃんのレッスンでした。
おしゃまさんで色々なことに興味を持ち、いつも楽しいお喋りをたくさんしてくれます。
でもその日は少しダラーーんとした雰囲気が漂っているのが、オンラインの画面越しにも伝わってきました。
曲を弾き始めるとなかなかうまくいかない様子・・
「あれーMちゃん今週はあんまり練習できなかったの?」と尋ねると
「なんかさーやりたくないからさー、ママがピアノは?って言わないように逃げてたんだよーへへへへへ」
頭の回転のよさと、おかしさで私もお母様も噴き出したり苦笑したり。
「それじゃあMちゃん今がんばって弾こう!」と発破をかけてレッスンを再開しました。
お母様のいる前でもその言葉が言えてしまうMちゃんの微笑ましい親子関係に、正直私は安心するし、そんなMちゃんの言動を大目にみて、大きく構えて子育てしているお母様を偉いなあと感心しています。
子どもが自由にものを言える環境をつくるって、親にとっては大変ですよね。
親が望むような良い子に育てる方が、もしかしたら楽なのかも知れません。
「Mちゃんいつもお勉強はちゃんと時間決めて出来てるんだから、ピアノ弾く時間も決めてやってみようね!」と話してレッスンを終えました。
後日、お母様にメールしてみたら、「あれからすごいやる気出して、毎日ちゃんと弾いています!(笑)」とのこと。
そして次のレッスンでは、「かーんたーんだよー」とノリノリ、課題のどの曲も楽しそうにしっかり弾いてくれました。
レッスンの後お母様に、「練習して良かった!!」とMちゃんは言ったそうです。
がんばったり、ダラけたり、その繰り返しはこれからも続くことでしょう。それは大人も同じですよね。
がんばった の方を出来るだけ多く、がんばることを楽しめるように、そしていつの日かがんばって良かったなあと思える日がくるように、寄り添っていきたいと思う今日この頃です。
(Mちゃんのお母様にはブログに書くことお許しただいています)

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