イリュムジノフ大統領

 朝日新聞(2010/10/28付)にロシアのカルメキア(カルムイキア)共和国の大統領が退任した記事が載っていた。僕が念願だった海外の彫刻シンポジウムに参加することができた国。2回にわたって計4ヶ月ほど滞在してたくさんの友だちも出来た忘れがたい国。

 そのシンポジウムというのは国際チェス連盟会長に就任した大統領がチェスオリンピックを自国で開くことになりオリンピックシティを建設し街を彫刻で飾って世界からのお客さんを迎えようと開かれた彫刻シンポジウムだった。そして驚くことにその資金の全ては大統領個人のお金。ポケットマネー。どれだけお金持ちなんだ。
 シンポジウムのある夜、大統領府で大統領にも会った。一緒に写真も撮ってくれた。同い年だった。気さくな感じでサインもしてもらったらカタカナで書いてくれた。日本語が堪能らしい。日本語で話してはくれなかったけど。賛否両論ある人のようだけど僕にとっては恩人だ。