天草木目石

朝、川崎町へ。

お世話になっている石神彫刻工房さんへ。

お茶をいただいていたら、お茶菓子の中にハートがあったので、即効で手を伸ばしてひとついただいてしまいました。これで今日のハートプロジェクトできた。ザラメをまぶしたハート型の煎餅。

【heart project No,17】 rice cookie heart
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雪がすごい。地吹雪がすごい。寒い。

食べに行くラーメン屋は完全に固定化されているので、石神彫刻工房さんの用事からの帰り道で知らない店にフラッと入ってみた。「銀座食堂」という店名も、店内も、ラーメンの見た目も味も昭和。だけど悪くないじゃないか。いわゆる白胡椒の似合う味。

川崎町を出ると雪はない。寒いけど。

午後、仕事場へ。写真では見にくいけど、仕事場入り口の縁石が数メートルに渡ってぼこぼこに撮れている。ガードレールにもずっと擦った後が。かなり大きいトラックか何かじゃなきゃ、縁石飛ばしながら走るのは無理だろう。でも、壊しっぱなしで走り去った模様、まあ崖から落ちたら命に関わる。ガードレールがあってよかったねぇ。なかったらきっと大惨事だよ。。。

仕事場にもほんの少しだけ雪が降ったみたいだ。

昨日、九州の浦田石材彫刻店様から送られた&贈られた「天草木目石」という不思議な模様の石を彫ってみる。教えてもらったのは刃物の砥石に使われる、とても柔らかい石ということだけ。

自分でさわって彫ってみないと、どんな感じか、彫刻に使えるか、何に使うといいかわからない。さっそくダイヤモンドカッターを入れてみる。きなこの様な粉が舞う。御影石を彫っている感覚と比べると豆腐を切っているくらい柔らかい。これは作業が簡単、という単純なことではなくて柔らかいからこそ難しこともたくさん出てくる。あっと思ったらたくさん切れてしまう訳だし。

穴開けもしてみた。伊達冠石の一輪挿しの穴を開けるのに5〜10分、うまくいかないときは20分くらいかかるときもあるのが、1分もかからずに開いた。黄色の粉が冷却の水に混ざってあたりは黄色の水浸し。

御影石や伊達冠石でやっている「螺旋切り」をやってみる。ご覧の用に所々穴が開いているので、穴の位置によってはそこで螺旋が折れてしまう。それ以前に細い塊は手で簡単に折れる柔らかさなので、ほんの少し衝撃を与えたらそこで折れるだろう。

そーっと、そーっと、優しく、優しく、四重螺旋を切ってみる。うまくいくかな?

美味く切れました。

螺旋切りした後は、ひとつの石だったのが4本の螺旋になっているのでバラバラに抜いてみた。1本だけ螺旋の柱の真ん中に穴が来て折れてしまった。

初めて天草木目石で試作してみたらせん。

模様が木星みたいだと思って、木星に見立てたアクセサリートップ作ってみた。相当柔らかい石だから強度のテストが必要。

らせん3本を巻き合わせたら作品のようだ。「絡み合った螺旋」というタイトルにでもしようか・笑

九州の天草木目石で一輪挿しを作って水漏れテスト。ところどころに穴の空いた石だから、水は漏れると思ったが意外にも漏れず。ただし上面の水の近くがいつまでも濡れたようになる。(毛細管現象?)でも模様もとてもキレイなので、金箔貼りの時の、筆や箸のペン立てにしようか。

今日も滅茶苦茶寒かった。夕方水がどんどん凍っていった。ゴム板の上の水がシダの葉の様に凍った。

タイムラプスでも撮ってみたけどうまく写らなかった。

家でも改めて撮影してみる。「天草木目石の一輪挿し」

木星と三日月のペンダント。

穴を開けた時にできる細い円柱で箸置き作ってみた。御影石は磨かないと作品にならない。そして磨きの手間は手間がかかる、大きくても、小さくても。天草木目石は切ったり削ったりしただけでも模様がきれいに浮き上がっていて、これで作品に出来そう。今までにも箸置きを作った事あるけど、こんな小さいモノを磨くのは逆に手間も倍かかる。なんか風合いも良いし、穴開けしたら円柱とっておいてこれ作ろう。5分でできる!