えみし窯の池田さんのところへ。「コーヒー飲まないんでしたよね」と紅茶を出していただいてしまう。ごちそうさまです。器が素敵なのは当たり前。先割れスプーンが面白い。あ、割れているのは柄の方ですが。
原発事故で僕らが住んでいるところにも放射能を撒き散らされた後、池田さんは角田市民放射能測定室を立ち上げ、食べ物や、土壌や灰などの放射線値を測定してくれる場所を作った。それは以前、展示室だった小さな建物だ。蛇窯という窯で南蛮焼きという赤みの強い素敵な焼き上がりの焼き物を制作していた陶芸家に、そんな事をやらせることになる事態が最低。放射能事故だけですでに最低なのに無かったことにしたい人ばかりでやむにやまれず立ち上がった人の善意を踏みにじりながら、国は本日も原発推進。世界に向けてさえ。食べ物の測定をお願いする。
チャオ可愛すぎ。久しぶりだワン！
池田さんが自宅を改造してギャラリーを作っているのは知っていた。けど忙しくてなかなか来られなかった。5月に仙台の展示会に行った時はギャラリーに置くための椅子や机を探すのに夢中になっている頃だった。ぼくがとうほく陶芸家展に伺った時は、会場に来る道中の古道具屋で良い椅子を見つけたとUターンして買ったというその椅子に座って出迎えてくれた・笑
お願いしてギャラリーを見せてもらう。
NO NUKES NO WAR
EMISHIGAMA GALLERY
おお。思っていたより広いし、思っていたより立派だった（ごめんなさい）。椅子やテーブルの板やテーブルの脚や照明や展示台、どれも神経を使って選んだことがうかがえる。
このテーブルも素敵。照明は全てLDEだそうだ。
とても居心地がいい空間。今度、ここで3人展やりたい。
素敵な空間でした。作品もたくさん並んでいて見て、選んで買うことが出来ます。おすすめですよ。
（宮城県角田市。詳細なアクセスはえみし窯のサイトで確認できます）
