トランスアメリカ

 東京に帰る妹家族のノアに同乗させてもらう。お盆の帰省ラッシュのピークが心配で早朝4時に出発したのだが渋滞は無く順調に行きすぎて4時間後には石神井の妹の家に着いてしまった。
 午後、シネスイッチ銀座で「トランスアメリカ」を観る。(公式サイトはこちら)性同一性障害で女性になるためにホルモン剤を飲みあとは最後の手術を目前にした「男」がかつて「女」の恋人との間にできた息子を養父のところへ送り届けるために父であることは隠したままアメリカを横断することになったふたりの物語だ。素晴らしい。今年度マイベスト1になった。
 多くの人が絶賛しているから僕が改めて書くことは無いのだけどどうしても書いておきたいのは物語の素晴らしさはもちろん主人公ブリーを演じたフェリシティ・ハフマンの演技。薬や手術によって限りなく女に近づきつつある「男」を演じる難しさは想像を絶するのだけれどそこに全く違和感を感じさせないことで物語に入っていくことが出来た。(男性と信じて疑わなかった人も多かったらしい)
 「ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記」のエントリーで普段の彼女の写真も見ることが出来ますが別人です。