2011年の大晦日

 実家での年末年始を例によって食べたもの中心に記録してく。身内の写真や会話をアップしても仕方ない。でも料理の写真を見てると何を話したとか何で盛り上がったか当事者は思い出せる。ありがたい事に両親も原発には反対。大いに反対。社会のほとんどの事に対して基本的な意見は同じ。政治的な事に対しても。放射能汚染を平気とは思ってないから東京で暮らしているけれど可能な範囲で食材にも気を使っている。大好物のレンコンは西日本以西のものが買えなくなってしまったのでもうずっと食べていないという。家族で原発に対してのスタンスや放射能で汚染された食物に対する危機感を共有出来ないほど悲しい事はない。その点で両親にはすごく感謝した。
 40代になってさえ僕は(父)親と喧嘩していた。正月だけでなく実家になんか何年も近寄らなかった。だけどいい年した馬鹿息子の本気の話し合い(喧嘩)にも正面から向き合ってくれて少しづつ関係は変わり最近は一緒にいると幸せな気持ちで満たされる。感謝してる。本当に。
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 朝食。母作、カブのスープ。煮られてとろけた米が入っているのが意外。そしてとろみで温まり美味しい。
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 上等な肉をいただいたからローストビーフを作れ、とのお達し。作ったことなんか無いんだけど肉にレシピが同封されていたので挑戦。ついてきたシーズニングをまぶし30分置いてレンジで数分加熱して余熱で肉の中まで火が入るのを待ち、フライパンで表面に焼き色をつけて完成。
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 少しスライスして中心への熱の入り具合を確認。制作者の特権で誰も見てないうちにそのうちの1枚を盗み食い。驚くほど美味しくてびっくり。特に脂が。僕はレンジでチンしただけですけどね。
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 昼前に愛犬小春を近所の公園に散歩に連れて行く。もぐらが掘ったと思われる土の山がたくさん。
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 白御影石の彫刻で遊ぶ坊主ふたり。犬を飼っているといって小春の頭をなでに来た。普通なら吠える小春がされるがままになっていた。犬の心をわかるガキンチョだった。
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 小春もずいぶん年をとった。退行して行動が少しづつ子供の頃に戻っている。
11123110.jpg 昼に駅前にラーメンを食べに行く。期待していた吾衛門の営業は昨日までだった。別の店へ。今年のラーメン食べ納め。
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 夕食。父親作の里芋の煮物。母親作の九州のブリの塩焼きなどと共に僕が生まれて初めて作ったローストビーフ。瓶ビールはやっぱうまいね。
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 親父の友だちから毎年送られてくるカブの酢漬けは絶品。母親がカブのスープの残りをぬか漬けにしてみじん切りにしたものが美味しい。今年、原発のせいで毎年作っていたぬか漬けをやめたから。ぬか漬けって美味しい。せつないくらいに。
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 8時過ぎには年越しそばも食べてしまった。僕はだらだらと飲み続けていろいろな事がありすぎた2011年が更けていった。