蛇にピアス

ずっと本屋で探しても「蹴りたい背中」が平積みされているだけで「蛇にピアス」が売ってなかったので、久しぶりに文藝春秋を買って金原ひとみ「蛇にピアス」を読んだ。


あまのじゃくな僕はベストセラーに背を向ける傾向があるんだけど、これは気になって騒がれてるさなかにもかかわらず読んだけど面白くて一気でした。
つくづく女性の時代だなぁと思う。
男より女の作るものの方が僕には断然面白いことが多い。
社会的なシステムで守られていた男は昔のよき時代に戻りたいっていうだけで新しい価値観に負けてるなぁってことが多い。
受賞者が読んでいる好きな作家が村上春樹、村上龍、山田詠美などほとんど自分と重なってきたのにも年を感じる。綿矢りさは定番の太宰みたいだけど。
女性の作家のものばかり読むようになってきたけど芥川賞の選者でもある高樹のぶ子が最近、妙に気になる。