もちもちの木

 暖冬だ、と油断していたらこの数日底冷えのする毎日。体が冷え切って風邪をひいてしまった。昨日は葛根湯を飲んで1日寝ていた。今日は風邪を完全に治すために(前提が間違っている気がするが)熱くておいしいラーメンを食べに行く。「もちもちの木」
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 本店は埼玉県の白岡だが分店が福島、野田、宇都宮、新宿、蓮田にある有名店。東京に車で帰省する度に東北自動車道に乗る前に蓮田店の前を通るのだが行列の長さと車で愛犬が待っていられる時間を勘案して行きたくてもずっとおあずけになっていたのだが最近、仙台店がオープン。これは行かずばなるまい。日曜日とあって開店時間に行ったがすでに行列。寒空の中1時間待つ。(やっぱり風邪を治す、なんて前提が間違っていた・苦笑)でも、微熱でぼーっとしていたせいかあっという間に1時間が経つ。
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 中華めん(小)630円。鶏ガラベースの動物系と鰹節などの魚介系の合わせ出汁。濃厚なスープで麺がほとんど見えず。湯気が全く立っていないので(あ、またぬるいラーメン食わされるのか、最低)と思ったが、どうやらスープの油分がフタの効果になっているのか一口すすったスープも麺も熱いこと、熱いこと(最高)。しかもスープを一口飲んだだけで口の中に広がる鰹節の香りと超濃厚な味。
 ラーメンの食べ歩きをしている人ならここで僕と同じように(ちょっとやばい?)と思うかもしれない。一口目からおいしいラーメンって味の素を多用していることが多くて、そうすると最初の一口目から「おいしい」のだ。だけど食べ進めるうちにおいしさがしつこさになって最後にはもうスープを飲めなくなる。しかも店を出てしばらくしても舌の上には味の素特有の甘ったるさが残る。ひどいときには舌がしびれたようになる。出汁をきちんととったスープは最初ちょっと物足りない?と思っても食べていくうちにどんどんおいしくなるものだ。でここのは嬉しいことに後者だった。とにかくスープの出汁が「超」が付くほど濃厚なために最初の一口目からおいしい。食べ進めていってもおいしい。気が付くと最後の一滴までスープを飲み干していた。舌の上をさらさらと流れるのは細かくなった鰹節だろうか。臭みも全くなく濃厚な味だけ。メンマはラーメンのように長くチャーシューは薄く柔らかい。
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 並んで待っている間にメニューを渡され注文をしておくので、順番が来て座るとすぐにできたてのラーメンが運ばれてくるのも嬉しいところだ。後は待ち時間がもう少し短くなればいいのだけど人気店の宿命、仕方がないだろう。いや、おいしかった。My食べ歩きおいしいラーメンの5本の指に入りました。ごちそうさまでした。