Mikiちゃんの肖像

 地元の方に頼まれて始めた週末の美術教室も気が付けば細々と10年以上も続けている。まあ美術教室と言っても教育的な香りは皆無。本人の作りたいものなら何でもOK。そのためのサポートなら出来るだけの事をする、それだけ。何ヶ月もかかってボードゲームを作ったり紙粘土で大きなゴジラを作ったりしてますが、なにか?(笑)
 今日、Mikiちゃんの一版多色木版画による中1の自画像が完成。素敵な仕上がりなのでブログにアップ。(さっき本人には電話で掲載の許可を得ました)
 mikiちゃんは僕のアドバイスをほとんど聞かない、というかうるさい、ときっと思っている。自分のやりたい方法、やり方がもうあるのだ。一気に作品を仕上げたいから何週にもわたるこんな作品は集中力を持続するのが大変。興味があるときはもう周りの何も見えないで没頭、つまんないときはやる気無し。いいねぇ。僕の子供の頃と全く同じだ。笑
110618 鉛筆で鏡を見ながら自画像を描く。どんな人も目の位置は頭のてっぺんからあごの下までのちょうど真ん中になるんだよ、といってびっくりしていた。みんな真ん中にあるんだけどそれより上に描くんだよね。
びっくりしたことは聞いてくれます・笑

110618 トレーシングペーパーでトレース。版画の原画は左右をひっくり返す。そうしておくことで刷ったときに元の向きに戻る。

110618 カーボン紙で下書きを写し取った絵を彫刻刀で彫る。白い絵の具を塗って黒画用紙に試し刷り。彫りのチェック。

110618 彫りを修正して本刷り。完成。素敵。(このエントリー全て画像クリックで拡大)