地元の方に頼まれて始めた週末の美術教室も気が付けば細々と10年以上も続けている。まあ美術教室と言っても教育的な香りは皆無。本人の作りたいものなら何でもOK。そのためのサポートなら出来るだけの事をする、それだけ。何ヶ月もかかってボードゲームを作ったり紙粘土で大きなゴジラを作ったりしてますが、なにか?(笑)
今日、Mikiちゃんの一版多色木版画による中1の自画像が完成。素敵な仕上がりなのでブログにアップ。(さっき本人には電話で掲載の許可を得ました)
mikiちゃんは僕のアドバイスをほとんど聞かない、というかうるさい、ときっと思っている。自分のやりたい方法、やり方がもうあるのだ。一気に作品を仕上げたいから何週にもわたるこんな作品は集中力を持続するのが大変。興味があるときはもう周りの何も見えないで没頭、つまんないときはやる気無し。いいねぇ。僕の子供の頃と全く同じだ。笑
鉛筆で鏡を見ながら自画像を描く。どんな人も目の位置は頭のてっぺんからあごの下までのちょうど真ん中になるんだよ、といってびっくりしていた。みんな真ん中にあるんだけどそれより上に描くんだよね。
びっくりしたことは聞いてくれます・笑
トレーシングペーパーでトレース。版画の原画は左右をひっくり返す。そうしておくことで刷ったときに元の向きに戻る。
カーボン紙で下書きを写し取った絵を彫刻刀で彫る。白い絵の具を塗って黒画用紙に試し刷り。彫りのチェック。
彫りを修正して本刷り。完成。素敵。(このエントリー全て画像クリックで拡大)
Mikiちゃん、すごいね、こんな版画を作ることができたなんて。時間も手間もかかったと思うけれど、完成した作品にはとても力があります。
Mikiちゃん、会ったことはないのに、少しだけあたなのことを知ったように思います。すばらしい自画像ですね。
未来を見つめる自己表現の1枚に、大きな拍手です。
コメントありがとうございます。
おじさんのブログにのせても良い?と電話したときにブログっていうものを知らないと言ってたので、Mikiちゃんにも作品の力で反応があったことを直接伝えます。Wakoさん、ありがとうございます!
おお、完成した版画もいいけど、最初のデッサンからして素敵。三枚目の白絵の具のもイイ!「眼」が生き生きとしてるからでしょうね。
わーわー。すごい!いいなぁ。イノセントな作品すてきです。
私もたまきさんの美術教室にかよいたいなぁ。。。
>タニシさん
そうそう眼が良いよね。白絵の具の試し刷りを見たときに「良い作品になる」と思った。赤い紙に別バージョンを刷ったら次回はバルサの木をカッターナイフで削って「リアル彫刻」ですよ。タニシさんの油性ペン、ガム、ウズラの卵はまだ未だに頭の中に「リアル」に残ってるよ・笑
>眞流さん
いろんな人から反響があったってMikiちゃんに伝えられる。ありがとうございます。僕の美術教室、基本ほったらかしだけど、いつでもどうぞ・笑