誰か色を付けてくれたらいいのに

 午前中、「放射線と健康」と題して、東北大学加齢医学研究所所長の福田 寛氏による市が主催した講演会があった。放射線は発癌の原因のひとつ。タバコや、食事、化学物質ももっと気をつけるべきではという話だった。ずいぶんタバコの害について時間を割いて話されていた。そいうえば弟子だという川島隆太氏も “同じ確率論で言えば、現在のレベルの放射能を1カ月間浴び続けるよりも、たばこを一箱吸う方が皆さんの寿命を縮めます。” と地元の新聞で語っていた。
     ・・・・・そうですか。
 夕方、地元の中学生がカミさんに「赤でも青でも黄色でもなんでもいいから放射線に色を付けてくれればいいのに」と話したんだそうだ。冗談じゃなくて切実に。わかる。僕も叶わないと知りながら水素爆発以来ずっと願ってます。(16日前もツイッターで我慢出来ずに同じ事をツイートした
 するとカミさんは彼女に僕が原発関係のファイルの表紙にしている絵を見せた。

 「え。何か変なモノが空気中をただよってるだけじゃないの?地面にもあるの?」と驚いていた。悲しいけどそうなんだよ。シンプルなこの絵がもってる力は強い。
 この絵を描かれたのは柚木ミサトさん。(公式サイト)僕もこの絵を一目見てその絵の力にひかれブログを訪れるようになりました。今までのエントリーや「命を守るためにならご自由にお使いください。」という姿勢に敬意を表します。


 「6.11脱原発100万人アクション」の「脱原発デモ IN 仙台」でも柚木さんの絵を何か持って歩こうと思っています。(このエントリーの柚木さんの絵はクリックで全て拡大します)
 昨晩、tweetしましたがこんな研究者の意見もあります。英国ウェールズの大学のバズビー博士:福島原発を中心とした200km圏内(半径100km)の人々がもし移住しなければ、400,000人が癌になる可能性があります。780万人がこの圏内に住んでいます。

それにしても高い [測定結果] だ。そうですか。
米軍だったらそっこー退避の値だそうです。そうですか。