光の街で輝く人と

 夕方、仙台へ。地下鉄を降りて地上に出ると美しい光にあふれていた。「光のページェント」だった。
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 LED電球は保管していた倉庫が津波の被害に遭い全て流されてしまった。灯っているLED電球は東京などから復興を願い贈られたものだそうだ。
 光の街をひとり歩いていて、収束の気配すらみえない原発が数十km先にあること。何十年も消えない放射性物質が今もあること、そんな事実は無かったことにされているような錯覚にとらわれ目で見える美しい景色と胸の奥の思いのギャップを埋められずに歩いた。
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 開店して間もないお店で「銀河倶楽部」の忘年会。テーブルの上には心のこもったメッセージ。銀河倶楽部は「表現」というテーマだけが共通で後は手法も年も性別もてんでバラバラ。だけど会って話すと楽しく刺激を受ける。そんな微妙なバランスで成り立っている奇跡的な会の忘年会は作家以外にも、メンバーの友だち、そのまた友だちといろんな分野で活躍されている方々が集まってきて刺激的。
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 お店の壁にはメンバーの書家、夕深さんの店名の地蔵文字が飾られていた。
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 先日国王夫妻が新婚旅行で訪れたブータンから来日して14年のプブさんと一緒にお酒を飲むのは3回めか。今までは「ブータン?」という反応だったけど国王夫妻の来日の後は「あぁ、あぁ、ブータンね」と反応が激変したとの事。今、日本で暮らしているブータン人は全国で27人。埼玉県以北では新潟の方以外にはプブさんだけだ。ブータンへ旅行してみたい人はブータン国公認の旅行会社(サイトはアクセスすると音が出るので注意)のプブさんまで・笑
 もちろん、今回も国王夫妻と会ったそうだ。直で電話できるんだと。(しないけどと笑ってました)
 今日の最初の乾杯はみんなでブータン語で。
     「タシデレ!」
乾杯!以外に「おめでとう」等の意味もあるそうです。
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 そんなプブさんは、こんな刺身盛を食べるときも、、、
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 醤油に唐辛子をごっそり。ブータンの料理は唐辛子を多用する。生の辛い辛い唐辛子を野菜として食べる。以前、韓国の人にブータン料理を作って振舞ったら韓国の人は辛くて食べられなかったと笑っていた。
 幸せな気持ちいっぱいになって家路につく。田舎者は終電が早くて2次会に行けないんだなぁ。