コキアのジャングル

映画「銀河鉄道の父」見た。歴史に名を残している人物の事を想像する時才能豊かで悩みも少なく生きていた時からすでに立派だったようにイメージしてしまいがちだ。

だけど将来どうなるかわからない中で悩み苦しみ必死に生きているのは僕らと一緒だったはず。この映画は宮沢賢治が無名のまま37才という若さで亡くなるまでの彼と家族の物語。そして「偉人」ではなく「ダメ息子だった!」という視点から描かれている。父、役所広司や菅田将暉の賢治はもちろん、舞妓さんちのまかないさんでファンになった森七菜演じる妹のトシが素晴らしい。泣かされた。

無名のまま亡くなった宮沢賢治が今では世界中で知られるようになったのは賢治の才能を死後も信じた家族がなんとか賢治の作品を世に送り出そうとしたからだと知った。

妹のトシが結核で死んでしまう時の詩を教科書で読んだ時は衝撃的だった。個人的には”雨ニモマケズ”より。何度も読み返したものだ。最下部に転載しておく。

「銀河鉄道の父」公式サイト→

カフェ橙でランチ。

サラダからもう美味しいんだよなぁ。

茄子とアラビアータ。3.5mmのリングイネの生パスタ美味しい。トマトソース美味しい。

カミさんはキーマカレー。

雨の日にメニューには無い紅茶飲んでまったり。自家製レモネードのレモンもつけてくれた。

再来週には店舗を工事してコーヒー豆の焙煎機を店内に設置するんだって。

たくさんいただいたほうれん草をダメにしないように作ったペースト。

普段は飲まない牛乳買ってきて混ぜてほうれん草のポタージュに。

残りはペペロンチーノと合わせてパスタにしよう。

金蛇水神社で開催されているアートプロジェクト「蛇道 2023」に

髙橋健太郎さん( @kentaro___takahashi )が

インスタレーションで参加されてるので見に来た。

参道テラスの作品「風が水をはこぶ」は見られたけど

本殿隣の「内在する意思」は雨が強かったからか扉が閉められていて見ることが出来なかった。残念。

こんな作品が見られたはず。見たかったな。

今日からの例大祭に向け昨日あしらわれた花手水きれい。

 

 

本殿で心静かに手を合わせてきた。

畑の準備も

進んできたので

夏野菜の苗と種、

買ってきた。

今週30℃になる日があるようだ。

コキア、更にこんな事になっちゃったよー!

手がつけられない。なんて発芽力。

自家採種した種だけどこぼれ種からも発芽するって本当だな。

月曜日は麺曜日。今宵はきつね月見うどん。カミさんが蕎麦を食べたがるのでなかなか家でうどんを食べる機会がない。カミさん、夕食抜くというのでうどんに。

甘揚げは事前に油揚げを油抜きして出汁で甘辛くふっくら炊いておいた。冷める間に味が染みるから事前に作っておいたよ。(落とし蓋で見えない・笑)

つゆも水出し昆布はもちろん旨味が増すので買うとすぐに冷凍するキノコからしめじも凍ったまま、

更に冬に細い大根をスライスして乾燥させておいたものも投入。今日のツユはいつもよりかなり美味しかった。何が作用したか

三河みりんのおかげか?

月見の黄身は最後まで割らない派。

#月曜日は麺曜日


 

けふのうちに
とほくへいつてしまふわたくしのいもうとよ
みぞれがふつておもてはへんにあかるいのだ

(あめゆじゆとてちてけんじや)

うすあかくいつそう陰惨いんざんな雲から
みぞれはびちよびちよふつてくる

(あめゆじゆとてちてけんじや)

青い蓴じゆん菜さいのもやうのついた
これらふたつのかけた陶たう椀わんに
おまへがたべるあめゆきをとらうとして
わたくしはまがつたてつぱうだまのやうに
このくらいみぞれのなかに飛びだした

(あめゆじゆとてちてけんじや)

蒼さう鉛えんいろの暗い雲から
みぞれはびちよびちよ沈んでくる
ああとし子
死ぬといふいまごろになつて
わたくしをいつしやうあかるくするために
こんなさつぱりした雪のひとわんを
おまへはわたくしにたのんだのだ

ありがたうわたくしのけなげないもうとよ
わたくしもまつすぐにすすんでいくから

(あめゆじゆとてちてけんじや) 

はげしいはげしい熱やあへぎのあひだから
おまへはわたくしにたのんだのだ
銀河や太陽 気圏などとよばれたせかいの
そらからおちた雪のさいごのひとわんを……
……ふたきれのみかげせきざいに

みぞれはさびしくたまつてゐる
わたくしはそのうへにあぶなくたち
雪と水とのまつしろな二相にさう系けいをたもち
すきとほるつめたい雫にみちた
このつややかな松のえだから
わたくしのやさしいいもうとの
さいごのたべものをもらつていかう

わたしたちがいつしよにそだつてきたあひだ
みなれたちやわんのこの藍のもやうにも
もうけふおまへはわかれてしまふ

(Ora Orade Shitori egumo)

ほんたうにけふおまへはわかれてしまふ
あああのとざされた病室の
くらいびやうぶやかやのなかに
やさしくあをじろく燃えてゐる
わたくしのけなげないもうとよ

この雪はどこをえらばうにも
あんまりどこもまつしろなのだ
あんなおそろしいみだれたそらから
このうつくしい雪がきたのだ

(うまれでくるたてこんどはこたにわりやのごとばかりでくるしまなあよにうまれてくる)

おまへがたべるこのふたわんのゆきに
わたくしはいまこころからいのる
どうかこれが天上のアイスクリームになつて
おまへとみんなとに聖い資か糧てをもたらすやうに
わたくしのすべてのさいはひをかけてねがふ