興福寺国宝展

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 地元で興福寺の国宝を見られるというチャンス。今、家を作っているので正月からこれまで朝から晩まで家作りと仕事に追われて肉体的にも精神的にも疲労のピーク。せめて精神の疲労をやわらげようとあえて時間をとって仙台市博物館の展覧場へ足を伸ばす。
 珍しく駐車場に入るのに並ぶ程の盛況だがそこは田舎のいいところ。国宝の無著菩薩立像とも1対1で相対することができるこの至福。また寺でなく展覧会で見ると普通なら叶わないことが叶って嬉しい。例えば普通、像は壁を背に置かれるので像の背を見ることはできないが展覧会だと見ることができる。後背筋も美しく造形されてるとか見所満載。(あまり裏側まで見る人はいないので監視員が緊張して注視していたけれど・笑)360度の視点を意識して形を作る自分としては見たいポイントのひとつなのだ。あとライティングも柔らかめとはいえ作品(=仏像)ひとつひとつを意識してあてているのでディテールまでよく見える。
 急いで帰って家作りをするべきか迷ったけど、数ヶ月ぶりのこのゆったりした時間は無駄ではなかった。肉体的にはへとへとだけど精神的にはかなりリフレッシュできた。よーし、明日は早朝5時に現場に入るぞー!