石を割る

 昨日、仕事場のエントリーをしたので石彫りの仕事のエントリーを。
(このブログには彫刻関係の内容は意識的に避けてますが、別に彫刻関係のブログを制作中です)
 最近の石の作品は石の固まりを昔ながらの手道具で割って個別に成形し再構成して制作しています。手道具はコヤスケと石頭です。石頭はトンカチの超重い版です。石には割れやすい「目」という物があってそれを意識しながら割っていきます。ただあまりうまくいきすぎて直線的にだけ割れると作品としては面白くなくなってしまいます。かといって再構成できなくなってしまう割れ方というのもあって、気持ちとしては割れ方をコントロールしつつ半分神様に手伝ってもらうという感じです。実際に4寸(約12cm)の石を割るところの動画を撮ってみました。注意深く音を聞いてもらうと石の内部で大きくヒビが入った回があるのがわかると思います。金属的な音が鈍い音に変わります。

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