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 せんだいメディアテークに出かけた。第45回宮城県芸術祭彫塑展が今日から開催されている。6時からのアーティスト・トークでは作品を前に作者が自作や制作について話をする、良い企画だ。ひとりで制作しているのでたまにこういう場面にでると刺激を受ける。
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 今回、初日に見に来たのは東北生活文化大の佐藤教授から電話がありセルビアの石彫シンポジウムに参加した時のビデオを、展覧会後に映すからこない?と誘ってもらったから。海外での石彫の様子を見るだけでも面白い。そしてそれとは別にどうしても来たい理由がもうひとつあった。そのセルビアでのシンポジウムの参加作家は3人だったというのだけど、そのうちのひとりが偶然にも以前ロシアのシンポジウムで一緒に制作したことのあるロシアの作家”IGOR”で、佐藤さんが彼からの個展のパンフを預かってきた。
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 そしてシンポジウムの様子を撮影した佐藤さんのビデオに彼からのビデオレターを撮ってきてくれたというのだ。ビデオの中で「はい、たまき」と呼びかける彼の笑顔は10年前と同じように人なつっこく懐かしかった。いつかまたどこかの国で一緒に制作できる日が来ますように。そして佐藤さん、素敵なビデオをありがとうございました。
ロシアに設置した彫刻(右に小さく見えているのがそのIGORの倒れる戦士の彫刻))
(制作の合間に出かけたピクニックでプロのダンサーにダンスを習っている僕とIGOR