お米問題

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 午前の仕事をあがって家に戻り朝、研いで水に漬けておいた米をダッチオーブンで炊く。炊きあがった米を食べて、いつもよりずいぶんしっとりしているなぁと思って気が付いた。昔「新米は水を少なめに炊け」といわれていたことを。今のお米は機械で乾燥を%単位で管理できるから、流通している米は新米でも乾燥度合いはきちんとコントロールされている。だから昔のように新米や古米で炊く際の水分量を変える必要はないのだ。だけどこのお米は農家ではない方が自家用にていねいに作って乾燥も天日でしたもの。そうか、天日乾燥の米の新米は水を少なめにしなくてはいけないんだ、と昔から言われているあたりまえの言葉を思い出した。もちろんとてもおいしかった。
 そういえば米を美味しく食べるには研ぎが重要だと言われていた。それは確かにそうなんだけど、以前より精米技術が相当進んでいるので昔の「米研ぎ名人」のように今の米を”研いで”しまったら研ぎすぎ。旨みも全部流出してしまう。研ぐというよりもう少し優しく扱った方がおいしい。
 ついでに無洗米をエコとか環境のために使っているとしたらそれは偽善かもしれない。自分のところで研がなくても生産過程で研いでるだけだから。そこでは当たり前だけどとぎ汁が流出してます。
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 炊いた米を蒸らしている間、愛犬小春との昼の散歩。
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 稲刈りが終わった田んぼの緑ってきれいだ。