津波:44日後

 東日本大震災から3週間後に友だちのレストランがあったところをひとりで訪ねた。テレビの四角いフレームの中ではなく自分が立っている周囲360度が何も無いというのは想像を絶する世界だった。ブログにアップはしなかったけれど。
 以下は今日の福島県の海岸の様子。震災から44日たった今の様子をあげておく。復興までの道のりは遠い。
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 福島県新地町役場の前の道路脇にあった自動販売機。地上からおよそ150cmのところまで泥水に浸かった後が残っている。(白いラインは写真に描いたもの)海岸線までおよそ1.3km地点。
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 無くなった方の鎮魂をしている僧侶と災害復興のために派遣されている自衛隊の方が歩いていた。僧侶の方は練馬ナンバーの車だった。
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 海岸線まで約900mのところから撮影。この正面が海水浴場。今は見渡す限り何もないけど家があり鉄道が走っていた。東北の太平洋沿岸はこのような茫洋たる風景が延々と続いている。下がこの写真の撮影ポイント。海岸近くまで走ったけど(以下の動画参照)常磐線は見る影もない。

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 東北のいたるところで道路が傷んでいる。大きな損傷は応急処置で修復されているところもあるけれど、全ての亀裂や段差にまではとても手が回らない。

※先日せめて子供への対策を強化して欲しいと書きましたが、以下のような署名活動がありました。呼びかけ団体のひとつのグリーンピースの活動を僕は支持していないのですがこの件に限って署名しました。よければ署名を。(4月25日午後11時まで)

【緊急声明と要請】子供20ミリシーベルト撤回を要求するオンライン署名
子どもに「年20ミリシーベルト」を強要する日本政府の非人道的な決定に抗議し、撤回を要求する