茄子を焼く

 京都の茄子をいただいたので昼のそうめんの付け合せに焼く。茄子を美味しく焼くのはちょっと自信がある。
 カミさんもそうなのだけどみんな普通に焼く。他の野菜と同じように。それじゃあダメ。茄子は油との相互作用で美味しくなる。畑の茄子をいかにおいしく食べるかの実践から得たことなので間違ってるかもしれないけど、すごく美味しくなるから興味のある人は是非、やってみて。
 鉄のフライパン(テフロン不可)を煙が出るまで熱する。茄子を4つに縦割り。サラダ油をたっぷり入れる。4つ割にした茄子の高さの1/3は最低必要。そこに茄子を重ならないように入れる。茄子が油を吸う。吸ったらひっくり返して反対側にも油を吸わせる。丁寧に反転を繰り返す。たっぷりあった油を茄子が全部吸ってしまう。ずっと強火。このあたりで煙がもうもうと立つ。でも茄子がきちんと油を吸っていると焦げない。この後、茄子が油を吐き出し始める。さらに丁寧に反転する。このあたりからこ焦げの危険と強火を維持する戦い。ダメでしょというくらい煙もたつが熱いのを我慢して菜箸で反転を繰り返しこれ以上やったら焦げるでしょ、までいったものからフライパンの壁で油を切りながら皿に盛る。胡麻を指でひねってつぶしながらかける。あわ漬けをかける。いただく。どうです、茄子がとろとろに溶けそうで甘くない?
110806
 僕は茄子が最後、油を吐き出すので、よくその油でピーマンを炒めます。
 麺つゆには大根おろしを少し入れる。旨みと甘みをUP。