夕方、部屋から田んぼの緑が夕日に輝いているのが見えたので一眼レフをもって田んぼに出てみた。
いい年したオヤジが愛犬小春がいないと寂しい、とか言ってもキモイだけなので。
逆光に輝く無数の稲の葉の色がとても好きだ。
もちろん逆光の中の雑草の緑も。
小春とよく歩いた道。雑草の緑、きれいだなぁ。
一眼レフで写真を撮るためだけに歩く、なんて久しぶりだ。
世界が美しくてシャッターを押す喜びを思い出した。
でも、犬の散歩だから、という言い訳がないのにブラブラ歩いているのはなんか気がひける。
夕方でも汗ばむ中、あぜ道の草刈りをしているお百姓さんにも、犬の散歩の時みたいに元気に「こんにちは」って言えなかった。
かたや働いている人、こちらただ写真撮ってる人。
後もう少しで稲刈りが始まる。辺りの幸せな緑色はまた半年、土に。