もう30年以上前の事、日清のカップライスというものがあった。
カップから粉末ソース、オイルなどを取り出してお湯を注いで、捨てて、容器を逆さまにして蒸らして。
プラスチックの中蓋を外してオイルなんかを入れて混ぜて食べる「ごはん」。

大好きだった。だけど世間的には人気がなかったようであっという間に発売されなくなったし、ネットの検索でもあまりひっかからない。
日本人はつやつやでふっくらしたごはんが好きだろうから、だとしたら売れなかっただろう。アルデンテとも言えないようなぱさぱさのごはんだった。だけど僕は昔のファミレスで、平らなお皿にぺったりと押しつけられたような、パサパサのごはんが大好きだったのでw カップライス最高だった！

（カップライスで検索するといろんなサイトで使われている画像がこれで元のサイトが不明でリンクをかけられませんでした）

特にドライカレーが好きだった。発売当時のまんまのパサパサのままでもう一度販売して欲しい。

との願いはきっと叶いません。日本人は豊かになって美味しいものしか買いません。という時代に日清から新たにカレーライスが販売された。

パサパサのドライカレーの夢は叶わないだろうから、この新しいのを食べてみた。フタを取ると乾燥した米とカレールーの元と覚しき顆粒。

オレンジはニンジンだろう。

これはお湯で作るのではなくて、水を注いでレンジで作るカレー。水を入れたらよく混ぜる。

500wのレンジで5分30秒。長いな。レンジから出した直後。スープカレーのよう。すぐ食べてみたら米が固くて食べられず。

しばらく待ってみたら、米が水気を吸って全体にとろっとして米も柔らかに。
そして美味しい。

でも誰か僕にポソポソのカップライスを食べさせてくれ！