昨日に続いて今日も雨だ。iPhoneの天気予報を見るとにわか雨となっていたけどずっと雨マークじゃんと思いながら仕事場へ。

昨日一日、寒くて震えながら仕事したのでタンスにしまったヒートテックを上下に着て。

雨は降っているけど風が無く、テントの中に雨が吹き込んでくることもなく、意外に温かく制作が順調に進む。トレーナーを脱いだ。

仕事場に石の台が置いてある。石の小品が完成するとそこに乗せて写真を撮る。出来たてほやほやの作品の写真を家族に送りつけたりする。

昼過ぎに一瞬、陽が差したのでそこに昔の作品を乗せてみた。ひとりの人力で乗せられる限界だな。このくらいが。

安定しにくい形を彫っているのでこんな麻袋を使っている。折って作品が安定する形の台にして石を乗せる。ものすごく丈夫だから石にも強い。ノミ仕事をするときにはクッション代わりになる。

「特選米国大豆」「三井物産株式会社」と印刷されている。かつて大量の大豆の輸入に使われていたのだろう。たぶん今ではクラフト紙袋やポリエチレン製の袋に代わってこんな麻袋はあまり使われていないのではないだろうか。

どこで手に入れたのかもう覚えていないけど、便利な麻袋もこれから手に入れるのは難しいだろう。

帰り際にコンパクトデジカメを持って雨の中、仕事場の写真を撮る。海に潜ったりしないので水中写真を撮ることはないけど、水の中でも使えるカメラは雨の日も濡れて壊れるのを心配しないで気軽に撮れるのが良い。

ツルに巻き付かれてしまった杉の木。

完全に締め上げられてしまっている。可哀想なくらいに。

こっちはツルが根腐れしたのか危ないところだったけどこの後ツルは枯れて落ちていくだろう。セーフ。木にも運命があるなぁ。

土手にけもの道。向こうの山から何かケモノが僕の仕事場に滑り台のようにして滑り降りてきているのでは。

雨の中のシジミ蝶。葉の下で雨宿りできるところにつかまればいいのに。

雨だったけど今日は寒くもなく、仕事がはかどった。

水に空いっぱいの雲を写している田んぼもまた魅力的で写真を撮りながら帰る。濡れても大丈夫なコンデジで。

石の粉だらけで汚い服着たおやじが雨の中で写真を撮ってたらちょっと恐いな。他人だったら。