錆と葛の葉

午前中、石を磨く。石を磨くときは長靴、彫るときは安全靴、休むときはサンダル。

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靴の先にメタルで覆われている安全靴は万が一、足の上に石を落としても指が潰れない。

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午後は石屋というよりペンキ屋だった。石を割って、その断面に赤い色を塗っている。割れた石の断面は凹凸しているし、発色のために粘度の高い塗料を塗るので塗り残しがないように塗っていくのがなかなか大変。

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この前、作業していた黒御影石の作業も続いている。塗っては削り塗っては磨き。

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個展に並べられるかは完成してからしばらく眺めて決める。

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ドクダミ。

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僕の仕事場はバッタ天国

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カナヘビもあちらにもこちらにも。

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テントウ虫の幼虫。

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水を貯めたり何かと便利で古いドラム缶を仕事場に置いてある。雨風でフタの鉄が錆びて粉々になっているのを目にする度にきれいだなぁと思っていた。時々自分のためだけに「錆」を写真に撮っていた。今日錆の上に葛の葉を置いて葉の上にも錆を並べて見たら緑のおかげかなんかきれい。今日は、自分のためだけじゃなくてみんなにもシェアしてみます。

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大切な仕事道具のエアーコンプレッサー。ほとんど同い年。お互い、あちこち少しずつ壊れながら、まだがんばって動いている。
6時前に仕事をあがって車に乗った途端、大粒の雨。

カミさんが作ってくれたカツレツをつまみに、夏至の今宵もホッピーなり、ホッピーなり。