カミさんのコンサート

地元の、市民のためのコンサート。カミさんも運営委員として関わっている。今月はカミさんが出演。いつものようにムービーで記録するために出かける。
「あわて床屋」と「カッチーニのアヴェマリア」が同じ演目に並んでるところが手作り感のあるコンサートぽくて好きw

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いつからだろう、カミさんのコンサートを客観的に楽しめるようになった、今までずっと僕の方が緊張しているのではという勢いで楽しむどころではなかった。今は、なるようにしかならないと思って楽しんでいる。若いときは自分のベスト、思い描ける最高の自分が自分だと他人に見せようと必死になる。だけど今は等身大の自分が「自分」として認識されてもいい、と思うようになった。僕もカミさんも。投げやりじゃなくてがんばって、それでも見られている範囲でそれが自分と思われても、それはそれで認めます。

カミさんの唄うカッチーニのアヴェマリア聴いて泣きそうになってしまった。やばい。本当に良い歌だ。でも僕の場合は歌の善し悪しより東日本大震災の直後にカミさんが歌うこの歌を聴いた影響が大きいと思う。この曲を聴くとあの時の心情に連れて行かれても仕方が無い。本当に緊迫した非日常の大変な状況だった。あの空間で効いたヴェマリアを僕は一生忘れることは無いだろう。

遠くからも思いがけない友だちが何人も駆けつけてくれて。ありがとう、ありがとう。

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実はカミさんは数日前から絶不調で、声を出して話す事も控えるほどで家の中はお通夜みたいだったんだけど(笑)本番を終えることができて良かった。今宵、久しぶりに我が家は笑顔でいっぱいになりました。

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コンサートが終わったらこの店の目と鼻の先にいるのにこのまま帰れない。

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角田ブラックを食べて親父さんとおしゃべり。みんなが恐いと言う親父さんは、僕のことを「石屋さん」と呼んで親しく話をしてくれるのが嬉しい。

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カミさんのコンサートに来てくれた友だちと会場近くのCreamTeaでお茶したかったんだけど、個展まで後1ヶ月で制作が佳境。ごめんなさいして仕事場に戻り作品の磨きを続ける。

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夕方、雨が降ってきた。