朝一番で仕事場へ。磨きが完了した新作に血の色の赤を塗る。僕の作品は石を割った断面を赤く塗る事が多いので、石彫りが終わってからも塗って乾かしてと完成までにもう少し時間がかかる。

今週の前半は暑くて死ぬかと思ったのにTシャツ1枚では寒いくらいだった。これが東北の雨のすごいところ。

着色が終わったら着替えて蔵王の万風窯さんへ。先日の個展を見に来てくれて久しぶりに再会しただけじゃなくて素敵なギャラリーに、石の花器を置いて展示販売してくれると言っていただいた。なんて嬉しい。天気予報が雨だったので制作を休みにして石の花器を持参。

夏休みとあって陶芸教室は満員御礼。出張教室も朝から晩までという忙しさ。

宮城に越してきたばかりの頃、何度か万風窯さんの穴窯の窯焚きを手伝った体験させてもらった。

あれはもう20年近く昔のことだ。

自分が窯焚きをした時の作品をひとつ記念にと思って、清水の舞台から飛び下りる気持ちで買った。この焼き締めの板皿は今でも客人を迎えるときに使っている。

そんな蔵王焼、万風窯さんの素敵なショールームに石の花器を4つ展示販売していただきます（ありがとうございます）。