シリアの鼓動&イラク混沌からの光

仙台のギャラリー ターンアラウンド「シリアの鼓動&イラク混沌からの光」展(シリア・イラクの現代アート)を見た。

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過酷な状況の中でも続けられ生まれるアートはどんなものなんだろうと思って。

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「不死鳥の物語」という作品に目を奪われた。(許可を得て撮影しています)

バグダッドの戦火に燃えた図書館の古書を素材にした作品なのだという。(世界中からオファーがあって今ではその時の古書は無くなってしまい、あちこちで古書を手に入れて作品にしているらしい)

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この作品を見られただけでも来て良かった。

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この作品展を企画された方が会場にいらして作品を前にいろいろ話しをしていただいた。

過酷な状況の中でよく創作を続けていると思う、と言うと作家はそんな状況だからこそ創るのです。それをやめた途端にそこはただの焦土。制作こそが希望なのです。

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確かにそうだ。表現は希望だ。

展示会場で並んでいる作品の作家の殆どはもう違う国に避難しているけれど、古書を素材にした作品を作った Qasim Sabti はいまもバグダットに残り、ギャラリーも開いて若いアーティストの育成にも力を注いているという。

Qasim Sabti 氏のサイト