くちなし

市で月に一度開催されているコンサート、今月はカミさんでした。いつものように僕は記録係で撮影です。

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お母さんの歌は多いけど、お父さんの歌は限られているんだそうだ。そんなお父さんの事を歌にした曲「くちなし」を最後に歌っていた。
カミさんなりのお父さんへのあいさつだろう。

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コンサート前の我家の定番、トイレの歌詞カードは今宵、ふたりで打ち上げの後、はがされるでしょう。会場に足を運んでいただいた皆さま。ありがとうございました。

くちなし
作詞:高野喜久雄
作曲:高田三郎
編曲:須賀敬一

荒れていた庭 片隅に
亡き父が植えたくちなし
年ごとに かおり高く
花はふえ
今年は十九の実がついた

くちなしの木に
くちなしの花が咲き
実がついた
ただ それだけのことなのに
ふるえる
ふるえるわたしのこころ

「ごらん くちなしの実を ごらん
熟しても 口を開かぬ くちなしの実だ」
とある日の 父のことば
父の祈り

くちなしの実よ
くちなしの実のように
待ちこがれつつ
ひたすらに こがれ生きよ
と父はいう
今も どこかで父はいう