シャガール展

シャガールは今までにもたくさん見てきたし、20代でヨーロッパの美術館巡りをした時もパリのオペラ座の天井画は見に行ったし、この前青森県美術館でもバレエのための大きな背景画も見たし、今回の宮城県美術館のシャガール展はスルーしようと思ってたんだけど。

先日、初対面でニキ・ド・サンファルの話で盛り上がった方が「シャガール展良かった。」と言ってて少し気持ちがぐらついた度20%
先日、カフェBAOBABに行ったら展覧会のカタログが置いてあったのでパラパラ見ていたら確かに力の入った展示っぽいぞで気持ちがぐらついた度40%
今日、個展の搬入を終えて小さなギャラリーでダフニスとクロエのシリーズのオリジナルの版画を見ていたら、気持ちがぐらついた度30%
雨だし、きっと人も少ないからやっぱり見ていこうかと気持ちがぐらついた度10%
で目出度く、ぐらついた度が100%に達したので結局、見てきた。良かった。

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大体見てるから今回はスルーなんて、なめたこと言ってごめんなさい。
好きな作家の作品は、作品が生まれる課程を見られるのが一番面白い。先日の横尾忠則展もだから面白かった。
完成に至るまでの試作やバリエーションが見られて楽しんだ。単純に色がきれいだし。そしてみんな好きなんだな、シャガール。雨なのにたくさんの人だった。

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パリのオペラ座の天井画は試作を重ねて切り貼りとかしてアイデアを固めて最終的に2点の案を制作して、その当時の大統領ド・ゴールが選んだ案で決定したという話を知った。そんな選択なかなかできない。大統領冥利だっただろうな。

そうそう、シャガールが好きでお金持ちなら小さなギャラリーで本物の版画作品、何点も売ってましたよ。

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藤田嗣治の和紙に摺った版画もすごく良かった。