青森県立美術館

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初めての青森県立美術館。来たかった。

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思いがけず横尾忠則の企画展をやっていた。好きな作家なので嬉しい。
20代の頃、つき合っていた女の子と池袋の横尾忠則展に行ってライブペインティングを見たこともある。チューブから筆に絵の具をしぼり出してそのままキャンバスに描いていた。
ポスターや「画家宣言」したあとの油絵の作品はもちろん、アイデアスケッチや印刷原稿、それが雑誌の表紙などになった印刷物をたくさん見る事ができた。作品として完成したものももちろんだけどアイデアスケッチや下書き、印刷の指示書は考えが生でとても面白い。良かった。

常設展では、マルク・シャガールが亡命先のアメリカで描いたバレエ「アレコ」の背景画を3点見る事ができた。縦が約9メートル、横は約15メートルの巨大なもの。すごいエネルギーだ。そして作品はその大きさにもかかわらずシャガールらしい幻想的で優しい作品になっていた。

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奈良美智の「あおもり犬」青森県美術館の宣伝担当のような作品。この印象的な作品で青森県立美術館はずいぶん有名になっただろう。

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八角堂という屋外の(無料の)建物を登ると青空の下で作品を見て欲しいという奈良美智の想いの6点の作品が屋外展示されている。

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赤いレンガのようなところが「八角堂」。

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まだ新しい建築は厳しい気候せいか風化が始まっているような印象。意図的なのかもしれないけどちょっと痛ましい。

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帰りにアンケートに答えたら素敵なノートをもらった。

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この美術館は鑑賞の順路が一筆書きになっていなくて、行っては戻ってきたり、戻ってきたらエレベーターで1階に降りなくてはいけなかったり、しかも係の方の誘導が無いと順路もわからず見終わるまでに、何人もの係の女性の方に教えてもらう事になった。親切だけど適当にブラブラ見られないのはちょっと残念だった。