田舎暮しと本

久しぶりにジグソーパズルを作ってみた。ariariさんが教えてくれた本のおかげで以前作って時にはやりたくてもできなかった「正しい位置にくると吸着する」を実現。これがやりたかったんだ。嬉しい。多謝>>>ariariさん


僕にとってはメリットが大きい田舎暮らしだけど、デメリットもある。その中で最たるものは欲しい本がなかなか手に入らないということ。だけど欲しい本の特定さえできれば最近はネットのおかげであっという間に送られてくる。立ち読みしてパラパラ見つつ吟味するっていう活字中毒者の最高の楽しみさえ我慢すれば。でも、美術書、写真集、最新のWeb技術の本等はやっぱり眺めてから買いたいなあ。高いし。他にも僕の欲しい本はマニアックなものが多いので田舎の本屋さんで買おうというのはまず100%駄目だ。
人間って人殺しさえしてしまうけど、自分の身を投げ打ってでも他人の命を救うこともする。その「振れ」の幅の大きさこそ人間だって思ってる僕は、例えば、あやうい人間関係を必死に紡いでいこうとする魚住直子や田口ランディ、桜井亜美を読んだかと思うとここにはちょっと書けない逆側に振り切れてる(フリークスとか殺人者なんかの)本もまたむさぼり読んでしまう。きっと、人間てものをもう少し知りたいんだと思う。少なくとも今の僕に正義感にもえて正しいことをやってる(つもりになってる)人間から学ぶことは何も無い。彼等は振り子が一方の極に振れたままの状態でキープできる、しかも振り切れた状態でずっとキープできるという幻想の中にいる。
悲しいけど自分の中にも、その両極に振れる(もしくは、振れてしまう)ふりこを抱えている。という感覚を忘れずに持っている人と出会う時の幸福。そういう人に僕は出会いたいんだな。きっと。