Tilt-shift miniature fakes

 現実をミニチュアのようにみせる写真にハマってしまい、こりずにまた仕事場をミニチュア風にしてみました。
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参加している”flickr”サイトにもすでに「アオリ」を使ってカメラで撮るのではなくphotoshopで”らしく”みせるグループがあります。(こちら “Tilt-shift miniature fakes“)


 もう熱が冷めそうなので忘れないうちに手順だけ自分用にメモ。
 設定値(パラメーター)は各環境で異なるので一般的な手順だけ。
1.上から見下ろしたようなミニチュア風写真に適した写真を選択
2.photoshopで開いて[調整レイヤー]->[トーンカーブ]定番のS字カーブに
3.[調整レイヤー]->[色相・彩度]で彩度と明度を上げる
4.調整レイヤーを写真と結合
5.結合したレイヤーを2枚コピー
6.コピーしたレイヤーの最上レイヤーに[フィルター]->[ダスト&スクラッチ]
(1024*768 解像度72 で1.0か2.0)
7.透明度を調整して下のレイヤーと結合
8.クイックマスクモードで編集
9.ミニチュア写真でピントが合うはずなエリアをグラデーションツールで選択
(基本的には反射系グラデーションで透明->黒->透明。写真によっては線形、円形で選択。さらには選択範囲を変形したり選択範囲を引いたり足したりする。
木とか生えていると水平方向だけで距離感を規定できないときがあるのでその場合はさらにその”モノ”だけについて後で細かな修正が必要だけど割愛)
10.画像描画モードで編集に切り替え
11.[フィルタ]->[ぼかし]->[ぼかし(ガウス)](CSにはぼかし(レンズ)という便利なモノがあるらしい。CSな方はそちらでどーぞ)
12.設定値は低めにしてぼかしをかける
13.[選択範囲][縮小…]でピクセル数を指定(僕の場合20〜40)
14.再度、[フィルタ]->[ぼかし]->[ぼかし(ガウス)](パラメーターを低くしているのはこれを繰り返すため。ピントの合っているところから離れているところほどぼけている感じを出すため 11 12 13 を繰り返し選択範囲が画面からはみ出すまで繰り返す)
15.ピントの合っているはずの部分のピントが甘いようだったら一番下のレイヤーから該当部分をコピーして一番上に新規レイヤーを作成してコピーしてピントを合わせる
16.それだけだとピントの合加減が馴染まないので消しゴムツールをブラシにして流量も50%にして輪郭部分のピントのきつすぎる部分を修正
=完成!=
補足
2 3 は空気感を変えるための作業
6 7 は細かすぎるディテールをつぶすための作業
・参考になる情報を掲載しているサイトは無数にあったけど僕が一番参考になったのはこちら
・Windowsも持ってるけど僕は使ってないのでわからないけどこんなもの
・チュートリアルのひとつ