ペンション PAO

岩手県雫石にある pension PAO に行ってきた。


 自分のブログを検索してみると世間の喧噪と別に何事もなかったように過ごしているのが例年なんだけど今年はカミさんと人並みに”ゴールデンウィーク”してみた。(話がそれるけどブログを書いてると自分のことを検索できて便利だ・笑)
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 車にキャンプ道具を積んで北上、雫石を目指す。下道を走っていたのだけど愛犬「小春」のトイレのために一関I.C.から東北自動車道に入る。犬を車に乗せて高速道路に乗るようになって気が付いたのだけどペットのトイレ用の緑のスペースが高速のサービスエリアには必ず用意されている。
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 「自然派」で育った愛犬はアスファルトやコンクリートの上ではトイレが出来ない。(雑草がお腹をすってくれない都会に行くといつもトイレが大変)国道4号線を走っていても適当なトイレが見つからなかったが高速でトイレをすませて水分補給。この後岩手に入ったら土砂降りの雨。
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 大学の頃に友人とスキーにはまって社会人になっても交代で運転して都会から雫石まで出かけたものだ。東北に住むようになったらスキーに行かなくなったのは皮肉。懐かしくて雫石スキー場を見に来た。
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 小岩井農場にミズバショウの群生地を見つけた。
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 宿に入る前に愛犬のトイレと運動を済ませておかないといけないので宿の近くの河原に見つけた公園に行く。飛び石を跳んで遊んでいたら「雨で滑るからやめなよ」と言っていたのにカミさんも挑戦。
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 臆病な小春に「ここまで来い!」と言うと必死でやってきたが、、、
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 戻るときに雨で濡れた石に滑った愛犬を見て「危ない!」と思ったら僕が水に落ちていた。サンダルに履き替えてペンション パオへ。
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 印象的な一本杉が見えてきたらそこが「パオ」だ。思い出の象徴、この杉の木を見るとワクワクする。
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 始めてきたのは22年前の大学生の時。宮城に越して来て10年前に行ったのが最後。久しぶりに見るオーナーはとてもおだやかな顔になっていた。「変わらないねぇ」と言って迎えてくれた。
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 宿泊を伴う旅行を10年近くやってないのは犬を飼うようになったことも大きな理由のひとつ。このペンションはペット同伴可なので愛犬を連れて来ることができた。うたい文句にしているわけでは無くて特に禁止していないというスタンス。もちろん宿泊客が集って遊んだり食事したりするホールへの入場は不可。
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 ホールにある薪ストーブ。20年で1回しか煙突の掃除をしていないという優れもの。それに広いホールがこのストーブで温まる。このストーブの前で宿で出会った人たちと「ピット」というカードで盛り上がったものだ。我が家では今でも姪っ子が一番楽しみにしているカードゲームだ。
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 さあ、夕食だ。キャンプ道具を積んだのでケージを積む余裕がなかったので食事の間は車で待っていてもらう。すまぬ、小春。
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 この10年の間に菜食主義に変わったオーナーの出す料理は自然派。カブの豆乳スープに節のサラダ。トマトのパスタ。
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 きびとレンコンのハンバーグ、野菜のマリネ添え。もちキビ入りごはんにデザートはリンゴと豆乳のくず粉寄せ。
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 本当の楽しみはこれから。夕食後部屋で休んだら再びホールのカウンターへ。おいしいビールを飲みながらオーナーと話すのが楽しみ。スキーで来ていた頃も毎晩日付が変わるまでこのカウンターで話したものだ。東京の勤め人をやめて東北に越す事にしたって初めて友達に話したのもこのカウンターだった。
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 オーナーは造園の会社からの脱サラ組。この数年、ペンションとは別に大きな庭造りを任されているというので写真を見ながら作庭の話を聞かせてもらう。カミさんと一緒に飲んで話してふと気が付くと昔のように日付が変わっていた。昔と違うのは体力が無くなってお互いあくびが増えたことか。