大根大根大根

 カミさんがひいた風邪が治らない。そんな時良く作るのが大根うーめん。うーめんは「温麺」と書く地元の油を使わない麺。越してきた当初はそうめんの短い奴じゃんくらいだったけど、今では歯ごたえがあって他のものでは代え難いくらい好きだ。
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 大根うーめんの作り方はものすごく簡単。畑から水々しい大根を抜いてきたら大根おろしでひたすらおろし1本全てを鍋に入れる。人参があったら透けるほどの薄い短冊に切って入れる。これだけだけど物足りない人は鶏肉やきのこを入れても良い。大根が水々しくないと水分が足りないので必要な水を足す。(大根だけの方がおいしいけど)そこに北海道の出汁昆布を入れて煮る。塩、醤油、酒を加えてつゆの完成。けっこう灰汁がでるのでていねいにとると甘さ倍増。器に茹でたうーめんを入れ大根のつゆを注ぎネギを散らして完成。大根の優しい甘さと、大根おろしのせいでとろみがついてまったりとしたつゆが体を温める。うーめんが無ければうどんでもおいしいので寒い日に是非。食欲が無くても不思議と食べられます。
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暖冬といってたけど一気に冷えてきたのでみなさんも風邪には気を付けて。こちらではけっこうはやってます。
 新鮮な大根が手に入ったら葉も使わないのはもったいない。でも僕は刻んで鍋や味噌汁に入れて食べるのは嫌い。独特の味と香りが苦手なのだ。そんな時、母の田舎でよく食べられる「菜飯」用にふりかけを作る。
 大根の葉だけを茎からこそげ取ってよく洗い塩水につけて絞ったら皿に広げて電子レンジで1分。最初は茹でてるようだけど1分加熱したら出して皿にまんべんなく広げるを繰り返すとそのうち乾燥してくる。手を抜いて一気に5分とか加熱すると熱が良く通るところだけ茶色に焦げるので注意。
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 ぱりぱりに乾いたらあたり鉢に入れする。
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 と、粉々になります。炊けたてのご飯にかけると蒸気で一気に緑色と香りがもどって更にご飯がおいしくなります。
 もし愛知県に行くことがあったら串にさして焼いた豆腐に八丁味噌のたれをかけたものと炊きたてのご飯に大根の葉を混ぜた「菜飯田楽」を是非どうぞ。うまいっす。