学校不用物品の販売会

 数週間前から今日の日を待っていた。地元の中学校のひとつが廃校になり、統合される別の中学校は耐震の問題も有り新築された。そこでふたつの中学校校舎が使われなくなり中の不用品が地元の人に販売されるのだ。先着順で1点50円均一!僕が参加する権利のある中学校に開始30分前の8時30分に1BOXカーで到着した時にはすでに50人ほどの列が。僕が欲しかったのは美術室などで使われることの多い無垢の木の大きな作業机。多少痛んでいても石彫りの仕事場ではどれだけ役に立つだろう、と想像してこの日を待っていた。
 校舎のなかのものは一部のものを除いて全て販売対象。札の着いていないものは無料。まずは3階建ての建物の美術室へ向かう。が僕の想像していた机は使われていなかった。次に技術室へ。畳1畳ほどの大きさの作業台があった。大きくて木製でがっしりしていて申し分なかった。しかも対角に2つ万力も付いていて作業台の両端には机の1/10くらいの面積の帯状に厚めの金属が加工作業ができるようにビスで留められていた。すごい。これも50円。悩みに悩んだけど結局買わずに帰ってきた。あまりにも重いのと金属が逆に屋外のテント下で使うには不向きだった。木製の机を校舎内をくまなく探したけど(理科室の?)滅茶苦茶大きいもの以外は見つからなかった。そこで机と椅子を4組。技術室の無垢の木の四角い椅子2個(争奪戦だった)しめて500円。美術室の粘土練り板6枚(これは無料)を買って帰った。
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 その後、地域が別なのでもうひとつの中学校に行っていた友だちから技術室の机ふたつ買ったけど欲しかったらひとつあげる、との嬉しい電話有り。僕の欲しかったただの無垢の木の大机。持つべきものは。。。と感謝。
 それにしても地元の人にとっては古いものでもまだまだ使えるものがあるし、学校にとってもいらないもので(わずかだけど)お金も入りいらない中古品を廃棄するお金も節約でき(3階建ての)校舎中の重たい物を買った人が自分で運び出していってくれるのだから良い企画だ。でもひとりで行った僕は素人でした。みんな家族や知り合いと一緒に来ていた。中にはトラックで乗り付け若い運搬人夫を従えた業者ではないか?と思える人も・笑
 10年ほど前に学校で廃棄になった机と椅子をいただいた事がある。今でも家や仕事場で腐れた木の部分には合板を張り直したりペンキを塗ったりして作業台や椅子にしたりして大活躍している。今日の机と椅子も大事に使わせてもらいます。技術室の四角い椅子はサンダーをかけて剥き直し塗料を塗り直せば家でお洒落に使えそう。